現役WEB会社員がリアルな状況をお伝えします。
採用担当の傍にいるとつくづく思います。
「在宅やテレワークで採用されやすい資格の記事」
はゴマンとwebサイトにありますが、
はたして2022年以降、現状の会社や世の中を考慮した情報なのだろうか、と。
本記事には簿記(日商簿記)などの資格は掲載されていません。
最初から衝撃かもしれませんが、需要が少ない資格はのせてないのです。
そう、
多くの資格取得情報において
・本当にこの資格でよいのか
・国の支援する資格とは
・どこにでも採用されるためには
など、もう一歩深堀して考え、未経験でも確度を上げるための記事となっています。
読者のキャリアアップを支援 厚生労働省「教育訓練給付金」⇒国の支援する資格はこちら
その理由として、クラウドソーシング 在宅ワークが増える中、日本の政府方針により企業はデジタル化を進めています。
言い換えると、
取得した資格の仕事が、AIにとられて不必要になる場合がある、
ということです。
yahoo news アメリカでは保険外交員がどんどん失業している
人の仕事は減り、変化しています。
企業に採用されたらゴールではありません。
ただ資格を取ればゴールではありません。
長い人生、継続して雇用を獲得するためには先をみないと痛い目に合うのです。
資格取得のために投資する貴重な時間を無駄にしないために、AI時代でも役に立つ資格を中心に解説していきます。
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています
そもそも資格とは
簡単に言うと、資格は証明(アピール)できるものです。
企業側から見ると、何ができるのか全くわからない人よりは、資格を持っていてすでに基礎の知識がある人と判断するためのものです。
資格があるからといっても報酬・収入に影響は少ないです。
技術(スキル)や実績がともなっている、とは判断しません。
企業は実践があるか、が問われることが多いです。
またまた衝撃かもしれませんが、資格とスキルは異なります。
ただ、資格を持っていると自信になります。
資格を取るために努力し学習した自分は決して忘れません。
自信は履歴書・面接でも現れる魔法のアイテム、実際に活かし、効果や可能性を高めていくのは自分次第です。
AIを考慮した資格が良い
ソフトバンクの代表取締役会長兼社長である孫正義氏が
「AIを制する者が世界を制する」
と発言したのはとても注目されました。
世の中AIの技術が進み、増々人の手を使わないで済むようになりました。むしろ人の手を使わない方が速く正確であるということです。
すでに身近にあるAIの例を挙げると実に沢山の種類があります。
音声を認識してテキスト化、英語の翻訳、会計ソフト、勤怠管理ソフト、HP制作ツール、TVの音声、予測変換、カメラの顔認識機能、ネットショッピングのおすすめ機能、お掃除ロボットやアレクサもそうです。
国策でもあるDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が広まったように、多くの企業がリモートワークを取り入れ、自宅で勤務する人が増加。
業務のデジタル化は思っている以上に進んでいます。
つまり、AIやツールといったものを取り扱える人材が必要とされています。
AI人材は不足している
ここで朗報です。
AIやIT人材と聞くと理系職種のように想像してしまうかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
IT人材の不足は、現状約17万人。これからですが、2030年には約79万人に拡大すると予測され、今後ますます深刻化。
経済産業省調べ
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/jinzai_ikusei/pdf/001_03_00.pdf
ここからはAIと比較した際の資格を見ていきましょう。
校正技能検定
在宅ワークで最大の募集数があるライティング(Webライター)。
校正技術を持っておくとライターとしてだけでなく、ライターを束ねるディレクション分野での募集も有利になります。
さらに広報・出版社・編集関係の会社への就職、
またメルマガやSNS、HP制作含め事務関係
資料作成(WEB秘書)、補助金の申請(仕業)
幅広い仕事に有利に働くでしょう。
その名の通り、文字校正の資格です。
誤字脱字・文章のつながり・書体や文字サイズをチェックし必要に応じて修正するスペシャリスト。
AIにおいてマイクロソフトワードでも誤字脱字・文章のつながりの自動校正のAIが働いています。
しかし、人の感情を入れることはまだ難しいとされます。
正しい日本語、感情を考慮した文章技術を使いこなすことは、AIにも負けないスキルとなります。
DTPエキスパート
DTPとはDesktop Publishing(デスクトップ・パブリッシング)の訳で、エキスパート受験者は延べ5 万人、合格者は2万人を超えており印刷関連業界で働いている人が持っている資格です。
特徴は色、印刷の知識とレイアウトの技術、情報システム、コミュニケーションの5分野を学ぶため、デザイン以外の総合力が身につきます。
フリーランスで働きたい人にはうってつけです。
このため、在宅で働いているデザイナー。もちろんデザイン事務所、広告代理店など、グラフィック・デザイナーがDTPを取得しています。
弊社のWEBデザイナーもチャレンジしている資格になります。
AIにおいてはすでにテンプレート・テーマといったものでレイアウトを選べる状態にあります。
つまりAIによって便利になった部分を使えるようになることが大切。
DTPエキスパートの資格+AI(テンプレート・テーマを如何に知っているか)を活用して効率よく業務を補完できる人材が必要となっています。
Photoshopクリエイター能力認定試験
Photoshopという「画像を加工するソフト」の能力試験です。
提示されたテーマ・素材から、コンテンツを1つ制作する実技の試験があります。
取得する職業としてはグラフィックデザイナー・WEBクリエイター・フリーランスで在宅デザイナーをしている方が散見されます。
在宅でのデザインの仕事ではSNS投稿運用を持つ代理店から投稿画像の編集や制作が主な内容です。
1投稿の値段で納期が決まっている案件が多いです。
ただ、採用のポイントとして、代理店、制作会社はどちらかというとPhotoshop経験●年&ポートフォリオ(制作物)だけで採用する所もあります。
クリエイター能力認定試験はPhotoshopを極めたイメージを強くさせるのに有利でしょう。
似たような職種に通販担当もあります。
ネットショップ検定
DTPエキスパートの資格同様にPhotoshopソフトの機能を如何に引き出し時短することでご自身の単価を上げることを中心に考えると良いでしょう。
似たような資格にillustrator・ウェブデザイン技能検定もあります。
マイクロソフトオフィススペシャリスト
今までパソコンに従事していない初心者の人は役立つ資格です。
高校や大学も就職の対策として有名です。
主にExcel エクセルやWord ワード・powerpoint パワーポイントといった一般事務に人気の資格でMOS資格とも呼ばれます。
在宅で言えば「WEB秘書」なるジャンルで活かすことができます。
営業資料を作りたいときはパワーポイント・会計関係の事務であればエクセル・お客様への挨拶文章にはワードといったように様々なジャンルの業種で活かすことができます。
学生の頃習ったレベルで「パソコンがある程度できる」といっても曖昧であるため、この資格を持っていれば一定スキルがある証明となります。
AIにおいてはすでに文章の構成、計算式の短縮化といったものが存在し、AIによって便利になった部分を使えることが大切です。
パソコン操作の基本であるこの資格を習得することはとても重要です。
カラーコーディネーター
そのカラーの魅力を熟知し、最適なアドバイスを実践するのがカラーコーディネーターです。
デザイン系の専門学校や美術大学・短大をはじめ、通信講座でもよく目にする資格です。
取得する職業としてはアパレル・ファッション業界。
求人ではインテリアコーディネーター、ブライダルプランナーをよく見かけます。
また、Zoom会議(リモート)が広く普及したため、オンラインでの商談で仕事ができることから、最近では在宅でのスピリチュアル系の仕事、食品や広告、美容業界のコンサルタントを希望している方が取得しています。
個人での開業から企業案件と結構幅広く使える資格であると言え子育ての主婦でもやっているのが散見されます。
AIにおいてはすでにカラーコーディネートツールなるものが出ています。
膨大な実例をもとに近い将来、インテリア系は心情を選んでボタン1つで外観の写真イメージを変えるシステムができそうですね。
ただ、人の心理に大きな影響を与える色彩はあらゆるシーンで必要なスキルですので持っておいて損はない資格だと思います。
似たような資格に色彩検定、パーソナルカラーリスト検定などがあります。
心理カウンセラー
悩みをもつ人の相談に乗って解決に導く仕事として、人気の高まっている職業です。
近年のウイルス、仕事や待遇により「心の病」は増え続けています。
需要の多いメンタルヘルスの資格を持つことは有利だと言えるでしょう。
AIにおいてコミュニケーションは非常に難しい分野になり、まだまだ人が行う必要がある仕事や資格になります。
Zoom会議(リモート)が広く普及したため、オンラインでの対応も可能になりました。
アロマセラピスト
アロマセラピー 資格はプロのアロマセラピストとして、一般の方にアロマテラピートリートメントやコンサルティングを実践を行うことができる資格です。
アロマの資格も色々ありますが、主に店舗で仕事を行うことを目的とした資格が多いです(アロマテラピーインストラクター・アロマセラピスト)。
在宅で対応したい場合はアロマテラピーアドバイザーなどコンサルタントなど、在宅zoomで仕事ができるようになるとよいでしょう。
AIにおいてはアロマの分野も人とのコミュニケーションが必要ですので、まだまだ人が行う必要がある仕事や資格になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
受験というハードルを越え合格すると自己肯定感を得ることができ、次の行動を起こしやすくなります。
合格や認定を受けると、副業・転職・在宅、あるいは独立して事業を始めるための選択肢が広るでしょう。
資格取得はゴールではなく過程です。
そのため、難易度がどうこうではなく、やりたいことを目指して取り組む、実務でスキルを取得し、AIを使いこなし、その先を考えておくことが大切です(興味があれば、まず向いています)。
今回は在宅に絞り、かつ初心者に役立ちやすいよう、toeic、プログラミングなどエンジニア(技術者)など上級もの、不動産・医療や福祉・介護・金融や保険 fp(ファイナンシャルプランナー)のオフィス系の紹介はあえて控えております。
先の時代にも有効な資格を一覧にして選びやすくしてみました。
2022、ビジネスの環境は変化しています。
医療事務・経理や行政書士・公認会計士、さまざまな簡単な作業、特にit系であるwebデザインなどはシステム化されAIによる効率化 ビジネスが広がる傾向が見られます。
もし在宅で仕事を続けたい希望があれば、現状の企業やサービスがどんな状態かを知っておく必要があります。
まだAIソフトが人間の指示(操作)によって動いる分野と、既にAIを駆使している分野があります。
AIを使いこなせる人はどんな職場でも活躍できるでしょう。
AIの事をたくさん書きましたが、採用にもAIは使われています。大手のソフトバンク・アマゾン・吉野家などAIによってエントリーシートを分別しています(AIチェック後に人間が選考を行なうパターンがほとんど)。
また、最近では在宅でスマホを使って資格取得する方法も増えてきました。
インターネットで検索し探していると実に様々なレビューがでてきます。
筆者はまずやりたい仕事を決め、そのために得たい資格がどういったものがあるかネットで探すことからスタートします。
つぎにyahoo知恵袋、SNS(Twitter・Instagram)、サロンで本音や専門・協会の人を見に行きます。
時にはリクルートサイトを利用し情報を聞き出します。
登録までは無料だからです。
資格は採用に有効でメリットがあります。そしてスキルアップになります。
独学や書籍による勉強、手っ取り早く学校やスクールを受講するという手法もあります。
まずは自分のペースでよいので1つ、国家資格・民間資格問わず資格取得から始めてみましょう。
始める、というのはとても労力が必要です。
テストが苦手な人でも1回であきらめずチャレンジしてください、その行動がキャリアの第一歩だからです。
長くなりましたが読者の皆様が好きなお仕事を在宅でできるよう、高く稼ぐよう、また学びができる参考になればと思います。