【暗号資産の答え合わせ】ステーブルコイン安定性の仕組み・購入方法・問題点を徹底解説

【暗号資産の答え合わせ】ステーブルコイン安定性の仕組み・問題点を徹底解説 暗号資産
【暗号資産の答え合わせ】ステーブルコイン安定性の仕組み・問題点を徹底解説

安定資産と言われるステーブルコイン。

メディアでも、儲けを求める金融 商品としてではなく、

「積立や資産として保有する情報」

を見かけるようになりました。

この流れに合わせて法的整備も急ピッチで行われています。

日本経済新聞より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB23DU80T21C22A2000000/

 
しかし


なぜ安定しているのか?


他の仮想通貨とどう違うのか


大きく需要が高まっている理由

 
こういった疑問を調べてみました。

 
経済が低迷する中、金融への憧れは増すばかりです。

暗号資産のステーブルコインが何者なのか、問題 点も含め分かりやすくレポートしていきます。

 

コインチェック

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ライター紹介

ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon

職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています

暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい

定義

ステーブルコイン安定性の仕組み・問題点を徹底解説
 

ステーブル:安定して変動のない様

ステーブルコイン:法廷通貨との交換比率を固定した存在

簡単に言うと、

日本円とビットコインの交換の比率は毎日変動するが

「ステーブルコインは一定の比率で推移する(交換比率)」

 
少し極端な例ですが

1ビットコイン=200万円→1カ月後150万円

1ステーブルコイン=140円(1ドル)→1カ月後141円

 
ちなみに、ステーブルコインは銘柄ではなく、取引価格を安定させるために作られた暗号資産の一種に分類されます。

 
確かに1日で数万円も価値が変動(ボラティリティ)するようなものに通貨の役割は果たせません。

手にした資産が明日にはピザも買えないだなんて、筆者のように勤めの一般市民として新たな決済手段とは言いずらいのが本音です。

この普段の通貨と変わらない様子が、暗号資産を投資だけでなく、より身近なものとして広く普及する可能性があるため信じられています。

ステーブルコインの仕組み

簡単に言うと、 法定通貨と同等の資産というルールのもと暗号資産を運営する仕組みです。

購入者は発行元を信用して利用します。

 
ルールはこうです。

もし100ステーブルコインを発行してる場合は、100円(正確にはドル)をもっていなきゃいけないよ。

100ステーブルコイン売るときも一緒の100円だよ。

 
サイト上では、

価格を法廷通貨と紐づける(ペッグ)ことで安定させている

と書いてあります。

金融庁より
https://www.fsa.go.jp/singi/digital/siryou/20211006/jimukyoku1.pdf

 
こうした仕組みを考えると、ステーブルコインは安定している認識になります。

=ボラティリティが少ないから投資としては魅力が薄い。

 
そして 国外取引メリットの可能性が浮上します。

なぜなら、暗号資産のメリットである送金や為替の手数料がかからない事は、越境ECや貿易等で貢献します。

海外の商品を購入する場合、仲介手数料・為替・決済手数料、たくさん発生していますからね。

これらの事業ではステーブルコインは有効だと考えます。

bitbank
bitbank(ビットバンク)

なぜ注目されるのか

暗号資産(仮想通貨)のそもそもメリットは

 
・法廷通貨(中央集権型)の暴落に巻き込まれない(分散型)ため

・世界どこでも共通の通貨として使える送金手数料がかからない

・ブロックチェーン技術のよる(漏洩)不正防止

があります。

 
今まで心配だった価格の下落を気にせず維持できるよう作られているからです。

暗号資産を通常の通貨と同じように使えるテクノロジーや情報も多くなり、「ステーブルコイン」でグーグル検索すると約 500万件のコンテンツが存在しています(2022年12月時点)

暗号資産の利点について詳しく記載しています

【小学生でもわかる】初心者が暗号資産/仮想通貨とは _始める前に勉強してみた
暗号資産を学校のように学ぶと理解が格段と上がります。本記事はFXもしたことのない初心者が暗号資産を始めるために調べたものをまとめました。好奇心で暗号資産を知りたい方、これから始めようとする方向けにまとめています。 暗号資産は次世代の通貨です。

4つの種類

ステーブルコイン安定性の仕組み・問題点を徹底解説
 
ステーブルコインとは、取引価格が安定することを目的に、米ドルや金などの資産と連動するように設計された仮想通貨の一種です。

大きくは担保型と無担保型に分かれるのですが、ここでは実用されている代表的な4つを解説していきます。

 
ちなみに担保とする、とは

法廷通貨(日本円・ドル)を差し出した分だけ、同等の価値で購入できるといった具合から、

しばしステーブルコイン購入=法廷通貨を担保する(預ける)といった言葉で表します。

法定通貨担保型

最もポピュラーなステーブルコイン。

交換比率を決められた範囲内(抑制)で行うため、安定した運用が可能となった。

しかし預けている法定通貨をもし発行元が使い倒していたら、、、ステーブルコインは価値が下がります、とうぜん引き出せないデメリットもあります。

透明性が低いため、発行元が十分な額の法定通貨を保有していない可能性もあったり、国から資産凍結となった日には引き出せないリスクを考える必要がある(カウンターパーティ・リスク)。

このため、各国は「ちゃんとお金もってるの?」と規制を強化し始めた。

法定通貨担保の発行元は監査法人から裏付け資産(Reserve)について監査証明を取得して、安全ですよ、とアピールしている。

Tether(USDT)
米ドルと連動して価格が安定している

1ドル=1USDT

2015年2月からTether Limited社により発行されている歴史の長いステーブルコイン

TUSDコイン (USDC)
発行元はCentre社(フィンテック企業Circle社と仮想通貨取引所Coinbase社の合同会社)
でドルと関連させている。

1ドル=1USDC。

イーサリアム型の仮想通貨だ。

TBinance USD(BUSD)
発行元は暗号資産インフラ企業であるパクソス社。

積み立て金を公開しており信頼度を高めている。

時価総額でもTether(USDT)、USDコインに続いて3番目の規模

TTrueUSD (TUSD)
複数の信託銀行が出資運営しているTrustToken社による米ドルで初めて開発されたステーブルコイン。

1ドル=1TUSD

一部の債務不履行(カウンターパーティリスク)による損失が起きにくいコイン

TJPYC (JPY Coin)
1円=1JPYC

発行元はJPYC株式会社で、2021年1月に発行が開始されており、発行額が10億円。

商品券やギフト券のように、利用者から前払いされた対価を元に発行されるものです。

仮想通貨型担保

暗号資産の銘柄であるビットコインやイーサリアムを担保として発行されるステーブルコイン。

なんだか
暗号資産を暗号資産で買うって変な感じです。

知っての通り変動の大きな暗号資産(仮想通貨)は高いうえに保証力に弱い。と思いがちですが利点もあります。

法定通貨型と異なって暗号資産はブロックチェーン技術により誰がどこで使った履歴がすべて残る仕組み。

取引データがオープンであるため不正が起きにくいという点が挙げられます。

ダイ (DAI)
「MakerDAO」という非営利団体が運営しておりイーサリアムを中心に担保としてコインを発行している。

ちなみに仮想通貨自体が高い今は1ドル分のDAIを購入するには1.5ドル分のイーサリアムが必要になる。

商品担保型

金や商品を担保にしたステーブルコイン。

特に金は安定資産として保証力が高いため、安定しているコインとして有名。有価証券タイプも存在。

Tether Gold (XAUT)
スイスの銀行に保管されている金と交換が可能となるデジタル資産として存在しています。

無担保型(シニョレッジ・シェア型)

これは市場への供給量を調整して価値を一定に保つ仕組みです。

ステーブルコインの価値が高くなれば供給を増やし、低くなれば焼却する手法をとっています(中央銀行と一緒)。

このようなアルゴリズム(算出方法)によって運営しているため、そのシステムに価値を見出すタイプです。

発行元のシステムの信頼度によって成り立つステーブルコインであるため、企業の信頼度をはかる株式にちかいかも。

AMPL
リベースと呼ばれるシステム(アルゴリズム)を担保として発行されるステーブルコイン。

無担保型テラの暴落と規制強化
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2022/fis/kiuchi/0606

どこで購入できるの?

調べる限り、テザーやUSDコインは国内の取引所においては販売していません(2022年)。

仮想通貨型担保のDAI(ダイ)はGMOコインとDMM Bitcoinにて対応しているようです。

その他は現状は海外の取引所を探るしかないのですが、為替などの影響を加味する場合として、一度イーサリアムを購入しDAIなどの「仮想通貨型ステーブルコイン」を案内しているサイトを多く散見します。

ステーブルコインの種類が多いおすすめ海外取引所
https://www.binance.com/en

ただしJPYCは発行元であるJPYC販売所にて唯一、購入することができます。
https://jpyc.jp/

国内取引所とはサービスや決済手段、セキュリティ方法まで異なる部分もありますので注意ください。

2023年においてもステーブルコインの国内普及については特定の銘柄のみという課題があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ステーブルコインは暗号資産の中でも比較的安定を目指し運用されています。

一般向けにつくられた暗号資産と言ってもよいほど値動きが少ない銘柄で、将来性が期待される重要なイノベーションと筆者も考えます。

・安定とは価格変動が少ない
・法廷通貨と同等の動きで暗号資産の利点を使える
・ステーブルコインには4つの種類がある
・越境での商売において使える
・テザーなどは外で発行して持ってくるという方法しかない

もし世界中のEC事業者が決済方法にステーブルコインが採用されれば、為替を気にせず手数料を払わずに低コストで商品を買うことができます。

事実、今後も拡大する傾向で新たなステーブルコインが発行されています。

そうなってくると国内でも様々なステーブルコインを販売する環境も増えてくると思います。

そんな未来がもうすぐそこまで来ていると筆者は考えます。

 

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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

初心者が始める暗号資産の買い方ロードマップ
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※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。

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