投資用語って普段使いませんので初心者は分かりませんよね。
ロングってなんだ
ショートって短い?
ポジションって持っていることなの?
世界はいつも2択です。
知っているか、知らないか、
暗号資産の小学校の教科書である本書を利用してトレーダーの初歩の壁を突破しましょう。
ライター紹介
ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています
暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい
投資の基本
ロング
買ってから売る事
値段が上がったら売って稼ぐ
市場が上昇傾向だとロング(買い)から入るとチャンスになります。
ロングポジション
買ってから売ろうとしている場所(ポジション)にいること。
例:
1BTC1万円で購入します
(ロングから入る)。
3日保持します
(ロングポジションに居る)
市場が5万円になった時に売り、差額の4万円が利益です。
買いポジションを保有していると言ったりもします。
関連キーワード゙は上昇中・市場価格が上がると儲かる、です。
安い時に買っておいて上がってきたタイミングで売ります。
言い変えるとコインを買った時に比べ価値が上昇し、その差額で儲けようとしている様です。
取引所はオークションの様なものです。
高値更新中はみんな売るのを我慢します。
そうすると市場にコインが少なくなって、売る人は出品価格を強気で高い値段で出します。
そうすると、どんどん平均価格が上昇していきます。
この状態を金融業界含め強気市場、 上昇トレンドと呼んだりします。
ちなみに上昇の時間は長いことから「ロング」と言われるようになったのが諸説です。
ロングの注意点
結論から言うと初心者がついやってしまう「高掴み」です。
高掴みとは、
まだ上がるぞ
と上昇をし続けるチャートを信じ、買った後、急落することにより売るチャンスを逃してしまい大きな損失を抱えてしまう事です。
特に初心者に多い理由として、チャートの見方やトレンドの認知ができないために含み損(買った時より安く売らなければならない状態)になるケースが散見されます。
筆者も買った後はドキドキして、チャートの推移を小まめに確認しています。
ただ、高掴みはベテラン投資家でも起こるものです。
急騰する銘柄を見るとつい我を見失って判断ができず、買いの衝動に向かいます。
大切なのはどの世界でも一緒ですが
・冷静な判断
・高騰する前に買っておくこと
です。
難しいことなのですが前後の背景、高騰の理由を分析してロングポジションに入ることが大切です。
値動きの大きな仮想通貨の対策として出ているのが安定型のステーブルコイン投資。
そしてロングポジションの長期版。いわゆるガチホです。詳しくはこちら
★ポイント
売り手よりも買い手が多いと価格が上昇、買い手よりも売り手が多いと価格は下落します。
上昇トレンドの見分け方
トレンドがいつ終わるかの見極めはベテラン投資家でも難しいものです。しかし見極め方はいくつかあります。
トレンドラインとは
チャート上には複数の山と谷があります。
過去の(高値同士)山と似た山を結んだ直線と、同じように(安値同士)谷と谷を結んだ直線、
これら2本をトレンドラインと呼びます(真横の直線)。
初心者は4時間の間なのか、8時間の間なのか、どの時間軸の山で結ぶのかわからないと思いますが、最初は何時間でも良いです。
目立つピークで1回引いてみてください。
線を引くとわかるのですがピークの上も下も、ある一定の所で何度も反発している傾向が見れます。
チャートには波(トレンド)があるため、今の波長(値動き)を理解できると色々なことが分かります。
・(ロング)線が上がるタイミングが買っている値段
・(ショート)線が下がるタイミングが売っている値段
・投資家の心理が山や谷になっている
投資家はこのラインを基準に何度も売買して利益を得ています。
※慣れてきたら様々な時間軸のラインを引いて、それが似ているのか、異なるのかで確度を上げていきます。
熟練トレーダーは何本もの線を頭の中で描いているのです。
レジスタンスライン
トレンドラインの内訳の1つで、上値と上値を結んだ直線のことを指します。
レジスタンスラインは
相場がこれ以上上がらないのでは?
と判断する参考になっています。
抵抗して戻されるように見えるため別名、 上値抵抗線と呼ばれています。
サポートラインとは
下値と下値を結んだ直線のことを指します。
相場がこれ以上下がらないのでは、と判断する参考になっています。
別名、 下値支持線と呼ばれています。
サポートライン上で何度も反発を折り返すということは、このタイミングで投資家が買っているということです。
なので支持線とも言います。
ちなみに
先ほど引いたトレンドラインを超えた値動きが出ると、次のレジスタンスラインを作らなければなりません(サポートラインも)。
このラインを超えた瞬間が投資家の腕の見せ所で、
瞬間の上下によって、
さっきまで売っていた人たちが売らない、
あるいは一気に買う、
あるいは今まで通り売りが増える、
といった騙し合いや心理戦の攻防の末、続けて上昇するか下降するかが決まります。
ラインを引くことで、ある程度波調(値動き)を見て買うこと・売る事ができるというわけです。
ショート
売ってから買う事
値段が下がったらお得に買おう
買い戻しと言っても良いかもしれません。
市場が下落傾向でもショート(売り)から入るとチャンスになります。
ショートポジション
売ってから買おうとしている場所(ポジション)にいること。
例:
1BTC5万円で売ります(ショートから入る)。
3日保持します(ショートポジションに居る)市場が1万円になった時に買い戻し、差額の4万円が利益です。
売りポジションを保有していると言ったりもします。
関連キーワード゙は下落中・市場価格が下がると儲かる、です。
ショート(空売り)
ショートは売りの意味ですが、空売りは、取引所に預けている日本円を証拠金として、買い戻す前提の権利を得ることができます。
言葉の通りBTCを持っていないのに市場に入り、 BTCを売ったことにできる仕組みなので「空売り」です。
初心者にはなんとも理解できない仕組みですが例を見てください。
例えば1BTC200万円の時に「1BTC売る」ということを取引所と約束します。
この約束は売ったままにはできません。
つまり買い戻す前提で売る権利を買う訳です。
(簡単に言うと「取引所にコインを借りる」といった具合)
そして市場が1BTC190万など差額が出たときに買う訳です。
もちろんこの時の差分である10万円は利益として自分のものになります。
このように、価格の上昇と下落の両方の局面で利益を得るチャンスがあるという事です。
ショート(空売り)の注意点
結論から言うとロスカットです。
ロスカットとは言い換えると取引所で決められた損失率に到達した場合に自動精算になることです。
動きはこうです。
例えば取引所の損失率が、保持している証拠金(預託金のこと)の80%以下とします。
分かりやすく円で解説すると、
相場が下降しているタイミングで100万円の証拠金でショートポジションに入ったとします。
しかしすぐに相場が上り、買い戻すには120万円になりました。
このタイミングで利益は80%以下になるので自動決済されます。
結果はマイナス20万円です。
※各取引所において損失率の計算方法や閾値は異なります。
ボラティリティ(変動率)の激しい仮想通貨は、ちょっとした隙に上記のことが起こる可能性があります。
レバレッジをかけて利益を増やせる
ショートを調べると出てくるのがレバレッジです。
ここでレバレッジを2倍かけていれば、200万円の動きになり、得る利益も2倍ですが、損失も2倍になるので注意が必要です。
ここまで解説してお気づきかと思いますが、 空売りする場合は必ず取引所のロスカット率を確認して口座を開設する必要があります。
レバレッジができる取引所はこちらです。
DMM Bitcoin、bitFlyer、GMOコインが現在レバレッジ取引を行っています。
空売りは現物と言わず信用取引と呼んだりします。
下降トレンドの見分け方
この場合、ローソク足チャートが分かりやすい指標になります。
ローソク足には下記の見方があります。
・本体の上辺と底辺は始値と終値になる
・本体から伸びるヒゲと呼ばれる部分はその日の高値と低値を表す
・本体は色分けされており、どちらからが上昇(始値より終値が高い)、反対は下落の意味となる
チャートの傾向は、上昇を続けるとどこかのタイミングで下落しはじめます。
皆がロングポジションに入っている時です。
どこかのタイミングで一気に売りに転じる可能性があるのですが、本体の上に伸びるヒゲが高い時、いわゆる 最高値が出たときは、下落の合図と言われています。
この辺りは過去の動向を参考にするテクニカル分析と合わせ技で行い確度を高めます。
レバレッジや成行注文を詳しく記載
まとめ
いかがでしょうか。
あまり聞きなれないロングとショート。
調べてみるとチャートと合わせ技で覚えることで理解の確度があがります。
トレードをする上では様々な情報を集めていくと思いますが、投資に関する記事やニュースってたくさんあり、当たり前のようにロングやショートといった業界用語だらけです。
内容を理解していないとものの3行で見る気が失せます。
2023年 1月 時点
リスク管理について:本記事 以外に日本円の出金・通帳への入金含め手数料についての最新情報は、基本的に各所取引所の公式 サイト(詳細 コンテンツ)を常に確認しておくことで解決します。
※取引所のコインは年々増えています。
トレードを行う場合、特にローカル ウォレットはスマートフォンやPCは必ずセキュリティを強化しておきましょう。
ネット上で検索すると様々なサービス・キャンペーンや勧誘で仮想通貨を促す記事がありますが、金融庁に認定された業者のみ広告が許諾されていますのでご注意ください。
※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。
初心者の方はリスクを考え、投資する資金は生活費とは別で少額にて取引を行いましょう。