スキャルピングはローソク足の数秒から1分以内の動きに集中する暗号資産(仮想通貨)の投資方法の1つです。
大きな利益を欲張らず
ひたすらに取引 回数を重ね
溜まったbtcの合計にニンマリする
そんな職人的気質を思わせる戦略は 実は多くの投資家が実施している方法。
少しでもローソク足が思うように動かなかったら、即損切りです。
これができないと勝てません。
今回は、スキャルピングに必要な要素と準備物を徹底して解説していきます。
ライター紹介
twitter:@crypto_dog_jon
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています
暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい
スキャルピングとは?
簡単に言うと、仮想通貨の価格が下がったときに買い、上がったときに売るという事を数秒から数分で何度も繰り返し、少しずつ利益を得る方法です。
このように非常に短い時間で利益を上げる投資 戦略でありFX取引でもよく用いられます。
スキャルピングを専門にする投資家もいるくらいメジャーな戦略です。
彼らは、数秒から数分間の間に膨大なトレードを行って、その小さな利益が積み重なってグロースで利益を最大化させます。
即売り即買いを繰り返すため、 判断力や集中力、高速な取引プラットフォームや操作スキルなどの技術的な要素も必要とするため、職人のような存在です。
その他スキャルピングは、市場変動に迅速に対応することができるアルゴリズム取引などの技術的な要素も多く使われています。
また、市場の変動を正確に予測することができるチャート分析能力が求められます。
スキャルピングのメリット
・相場の急騰暴落のリスクを抑えられる
・資金効率の良いトレードができる
・取引経験値が大幅に増える
・小さな価格変動でも利益を得やすい
取引数が多いためチャートを予測するスキルは各段に上がります。
スキャルピングのデメリット
・集中するため疲れる
・取引量に手数料が比例する
・約定力(利確)の影響を受ける
・一度に大きな稼ぎを得にくい
取引量が多くなるだけに手数料(取引コスト)の発生は結構な痛手です。
スキャルピングの基本的なやり方
チャートを分析する
まず、チャートを分析して、チャートの山谷がどう来るのかの値動き、いわゆるトレンドを把握します。
スキャルピングは、非常に短い時間枠で勝ちを取りに行く手法であるため、短い時間軸でのトレンドや値動きを見極めチャートの再現性を見つける必要があります。
エントリーポイントの決める
スキャルピングでは、非常に短い時間軸での取引が中心です。
山の上りなのか下りなのか、分析結果をもとに「ある場面」がでたらエントリーすると決めておきます。
決めた内容によっては秒で終了や損切りになることもしばしば。
しかし再現性がとれていれば勝ち続ける可能性があるため、このエントリーポイントを決定することはとても重要です。
ポジションのオープン
オープンポジションとは未 決済の注文状態です。
スキャルピングでは、短時間で取引を行うため、初心者のうちは取引量は小さく設定し、リスクは可能な限り最小限に抑えることをおすすめします。
利確と損切りの決定とクローズ
ポジションをオープンしたら戦いの真っ最中です、基本はチャートのローソクで判断する方が多く、利確と損切りのポイントを決定しておきます。
ローソクの足の動きが思っている方へ動かなそう、逆になりそう、と思ったら即ストップです。
上記の様に損失を最小限に抑えるために、ストップロス注文を設定することも重要です。
利益を小さく積み重ねるため、次、次、とトレードを切り替えるのが基本。
上記の繰り返し
以上の流れをさらに細かく繰り返し、トレードを続けます。
スキャルピングは、細かい値動きを積み重ねて利益を上げるため、集中力が必要です。
疲れていたりぼーっとしていると積み上げた利益が消えることもしばしば。
スキャルピングを成功させる3つのコツ
1リスク管理を重視する
スキャルピングは小さく、本当に小さく売り買いして小さな利益を追い求めます。
このため 1度の損失で利益が相殺されてしまう事も少なくありません。
リスクを最小限に抑えるためには、適切なストップロス(損切ライン)や利益確定の設定をおすすめします。
言い方を変えると、素早い決断力が必要ということです。
損切りや利食いの判断は早く正確に行う必要があります。
勝ちと負けを素早く受け止めることです、くよくよしている間に利益を逃します。
2.チャート分析を使う
まず、チャート分析を行い、テクニカル分析を中心にトレンドラインにて判断します。
トレードの基本であるこのライン(サポート・レジスタンスライン)を確認することで上昇と下降の繰り返し(市場のトレンドがどの方向に動く可能性が高いか)を確認できれば、何度もそこでポジションを取り、利確していきます。
自分に合うトレンド(上昇と下降の幅)を見つけて行う事も重要です。
そして慣れないうちは複数のポジションは追わない事。
確実に短期的な値動きの傾向に従い数を重ねるのが重要です。
トレンドラインについてはコチラに詳しく記載しています。
https://zaitaku.media/crypto_long_short/
3.スピーディな取引を行える取引所の選定
スキャルピングは短時間でかなりの取引を行うため、素早い取引ができる取引所や取引ツールは必須です。
加えて通信速度が速く、安定したインターネット環境は必須。
取引所によっては夜間メンテナンスを行ったり、利確しても通信が悪く何分かして確定されていることも散見されます。
取引所の選定含めスピードが重要です。
スキャルピングに適している日本の取引所
コインチェック
現物の 取引手数料が0円は何といってもデイトレーダーにはありがたいサービス。
口座を開くなら一番におすすめしたい取引所です。
アプリ版は線チャートとローソク足チャートで見ることができ、トレードビューというFXでも使われる専門のチャートで時間軸はPC並みの細かい点が見られます。
2023年に米ナスダック(NASDAQ)への上場予定が発表されて、これからも開発が期待される取引所です。
GMOコイン
2022年12月末時点での営業収益214億円、国内最大級の取引所であり、高速で安定した取引が定評。
銘柄も多く、 スキャルピングに適したAPIをリリース
しているため自動 売買のシステムを組む方もいます。
またアルトコインに傾注したレバレッジ取引機能を提供しており、取引手数料も比較的安価です。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)
PCの画面がとりわけ評判が良く、文字の大きさが見やすい。
特にbitFlyerが提供するスピード優先の取引プラットフォームがbitFlyer Lightning、3種類のチャートが見れ プロ仕様のクリプトウォッチはスキャルピングを行う上で大きなアドバンテージです。
インジケーターの種類も豊富。2021年12月末時点での営業収益は275億円、最大級の取引所。取引手数料が比較的安く、スキャルピングに適した機能を提供しています。
これらの取引所は、スキャルピングに適した高速で安定した取引が可能であり、日本の規制に則った取引ができることが特徴です。
ただし、スキャルピングは高リスクであるため、リスク管理に十分な注意を払って取引を行うことが重要です。
スキャルピングに適している海外の取引所
Binance(バイナンス):
世界で最も取引が多く、暗号資産取引量が世界最大級。
トレーダーからの支持も高いのは、その数字が物語ります。
高速かつ安定した取引が可能であり、スキャルピングにも適しています。
流動性が多いのはスキャルピングチャンスが多いのと同意。
可能性のある市場だと言えます。
Bybit(バイビット):
世界トップクラスの取引量を誇る取引所で、暗号資産の先物取引を得意とする取引所です。
オーナーが外国為替トレーダー出身であるため、トレーダーの問題点を解決するために作った取引所だと言います。
スキャルピングにも適したプラットフォームとして、高速で安定した取引が可能です。
通貨として日本円がつかえません。そのため、btcなどからエントリーします。
Bitfinex(ビットフィネックス):
暗号資産取引量、特にビットコインが多く、高速かつ安定した取引が可能な取引所です。
ビットコイントレーダーが多いためスキャルピングも注文が通りやすく、適したプラットフォームとして、ご紹介しておきます。
スキャルピングは細かく小さく勝ちを重ねていく手法です。
取引所の選択にはスピーディなインターネット環境、そして見やすいチャートなども加味しておくことが重要です。
よくある質問とその回答はこちら
Q. 1回のスキャルピングでいくらくらい取引するの?
A.投資家により異なります。
スキャルピングの王道としては、小さな利益を積み重ねる戦略であるため、1回の取引で取引金額は1ドルから数十ドルと少ないのが一般的です。
しかしこれもトレーダーの事情や判断によって異なります。
Q. スキャルピングに必要なスキルとは何ですか?
A.集中力、負けたときでも即切り替えできるメンタル(損切)、市場の傾向を正確に見極める能力、テクニカル分析の熟練度、素早い操作スキルが必要です。
Q. スキャルピングの最大のリスクって何ですか?
A. トレード方法としては細かく小さな値幅を狙うため、なかなか利益が増えません。
短時間で多くの取引を行い続け欲を出した瞬間、ドカンと大損することがあります。
この欲こそが最大のリスク。
損切できない、判断できないなど損失に転化する可能性もあります。
Q. スキャルピングで利益を得る戦略ってありますか?
A. 有名どころで言えばテクニカル分析に基づいたトレード戦略。
ニュースのトレンドに基づくファンダメンタル分析戦略があります。
戦略が多く実施できるのは取引量の多い取引所であるため、戦う場所とコインの選定も重要です。
Q. スキャルピングに最適な仮想通貨はありますか?
A.人それぞれですが、価格差(ボラティリティ)の高いコインは1回の利益が高くなります。
相応のリスクを抱えて良いのであれば高ボラティリティで時価総額の高いアルトコイン。
反対に細かく勝ちを重ねていく人はトレンドが見やすいビットコインやイーサリアムといった王道コインです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
デイトレードの有名な戦略であるスキャルピング。
経験即も含め、スキャルピングの記事や情報の多くをまとめてみました。
スキャルピングの一般的な手順はこうです。
1,チャート分析を行い、市場のトレンドを把握します
2,細かい価格変動を狙って、1分~5分間にトレードを重ねます
3,利益を上げるために、より取引量を増やしていきます
取引所のAPIを使って自動取引プログラムを利用する人もいます。
ひと段落した際に保有しているコインや利益のチェックも行っておき、今の状態を確認します。
★利確の数により税金の心配があります。こうした時はソフトに頼ります
スキャルピングは、大きく稼ぐハイリスクハイリターン型と小さく積み重ねる堅実型に分かれます。
投資戦略としては、集中力と熟練の判断力が必要です。
注意点としてはスキャルピングを始め る前には、リスク管理とインターネットのスピーディーな環境整備、取引所の選定と操作方法の練習を行うことが重要です。
冒頭にもお話したように、利益を選ぶ暇などありません、自分 ルール(利確のタイミング)を決めておき、徹底して遂行するロボットのような動きが求められます。
本記事が読者の方の知識として活用いただければ幸いです。
2023 年 1月 時点
リスク管理について:本記事 以外に日本円の出金・通帳への入金含め手数料についての最新情報は、基本的に各所取引所の公式サイト(詳細 コンテンツ)を常に確認しておくことで解決します。
※ 仮想通貨取引所 のコインは年々増えています。
トレードを行う場合、特にローカル ウォレットはスマートフォンやPCは必ずセキュリティを強化しておきましょう。
ネット上で検索すると様々なサービス・キャンペーンや勧誘で仮想通貨を促す記事がありますが、金融庁に認定された業者のみ広告が許諾されていますのでご注意ください。
※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。
初心者の方はリスクを考え、投資する資金は生活費とは別で少額にて取引を行いましょう。
2023年 1月 時点
リスク管理について:本記事 以外に日本円の出金・通帳への入金含め手数料についての最新情報は、基本的に各所取引所の公式 サイト(詳細 コンテンツ)を常に確認しておくことで解決します。
※取引所のコインは年々増えています。
トレードを行う場合、特にローカル ウォレットはスマートフォンやPCは必ずセキュリティを強化しておきましょう。
ネット上で検索すると様々なサービス・キャンペーンや勧誘で仮想通貨を促す記事がありますが、金融庁に認定された業者のみ広告が許諾されていますのでご注意ください。
※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。
初心者の方はリスクを考え、投資する資金は生活費とは別で少額にて取引を行いましょう。