【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方

【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方 FX
【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方

FXトレードにおいて軍資金とは、トレードに使う資金のことを指します。

軍資金は1万円の人もいれば20万円からスタートする方もいるでしょう。

 
今回は自分の軍資金において

 
どのくらいの軍資金から取引できるのか

軍資金を維持するコツ

基本的な増やし方

 

初心者が始めるにあたって抑えるべきポイントを解説していきます。

軍資金は考えて投資を行わないと一瞬で失ってしまいます。

 
ライター紹介

ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon

職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
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軍資金の考え方

【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方
 

前向きな理由でFXを辞める人はほとんどいません。

 

最初から衝撃かと思いますが事実です。

 

FXを始める理由は

「不労所得を得たい」

「経済的に余裕が欲しい」

など、いたってシンプルです。

 
ただ、軍資金の考え方を知らない投資家は損失する可能性が高いと言われます。

FXトレード成功させるために必要な要素であり、軍資金は適切に管理することが重要です。

抑えるべき考え方のポイントをまとめました。

目標利益率の設定

大切なタネ銭である軍資金を適切に運用するためには、目標利益の割合を設定することが重要です。

最初から倍にするぞ!という意気込みは大切ですが、実際問題そう上手くはいきません。

 

よくある失敗が気持ちでトレードしてしまう事です。

ベテラン投資家でも極端なチャートの動きを目の前にすると気持ちが高ぶり、大きく勝負してしまうことが多々あります。

 

ちなみにサイトを検索すると一流のトレーダーでも年利10~30%を稼ぐと凄腕と言われる世界。

目標利益率は、私たちが得たい収益率です。

 

軍資金10万円で30%の利益率を得た場合、

13万円が残っていることになります。

目標利益率を設定することはトレードに必要な軍資金を計算しながら投資するため、大負けが少なくなります。

 
同時に目標の到達とは、ある意味投資家としての自信にもつながり、次の計画を立てやすくなります。

投資家の大切なことは「投資を続けることができる」ことです。

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資金管理の重要性

FXトレードにおいては、リスク管理は徹底しなければなりません。

トレードによる損失を最小限に抑えることは軍資金を適切に管理する(使う)ことです。

具体的にいうと軍資金に対して1~2%程度からスタートすることが無難です。

 

軍資金:10万円の場合、1~2%は額面で言うと1トレード1,000円〜2,000円程度の収益になるよう設定します。

トレードに投入する資金の量をミニマムにして、損失が最小限に抑えられるよう調整することです。

軍資金を1カ月の長期的なトレードで保持すると考えると必然の選択となります。

 

ちなみに、この1~2%は最悪、なくなっても良い考えで投資する事と同意であるため上記の様な設定で行う事を

1~2%のリスクを取る

という言葉を使う時もあります。

軍資金の分散投資

軍資金の分散投資、具体的には複数の通貨で行う事を指します。

リスク分散の王道ですが、円とドルとユーロとドルと言った具合でトレードすることで、仮に政治的要因で円の価値が下がった場合のリスクを分散することができます。

これは個人だけでなく法人の投資でもよく見られる軍資金の安全管理の1つです。

トレードスタイルの選択

FXのトレードには、数秒から数時間で売買するスキャルピングやデイトレード、数日ポジションを持つようなスイングトレードなど、様々なトレードスタイルがあります。

投資家は自分に合ったトレードスタイルを見つけることで、ストレスなく軍資金を適切に使うことができます。

時間がなかった

寝てしまってた

といったリスクの外的要因を減らすことも管理の1つです。

FXトレードにおける軍資金の効果的な使い方

資金管理の考え方を理解する

前途にお伝えしたリスクの要因を振り返ってみましょう。

リスクは感情・額面・市場の変動・自身のスタイル、など項目に分けて考えることができます。

もうご理解いただいたと思うのですが、軍資金を運用する上で重要なのは、リスク管理です。

トレーダーは、軍資金を使ってトレードを行う際に、損失を最小限に抑えるための方法を確立する必要があります。

トレーダーにとって重要な資源であるため、無駄遣いや浪費は避けるべきです。

トレード成功の可能性を積み重ねる事こそ、適切に管理し、賢く運用することにつながります。

ちなみに、これが慣れてくると、取引スタイルやリスク許容度に応じて変化していきます。

一度の投資で一概にどれくらいの額が必要かということは断定できなくなります。

通貨ペアを理解する

軍資金を複数の通貨ペアを複数持つことがリスクを回避する王道です。

いずれかの国の政治的・経済的要因による損失も分散投資により最小限に抑えることができるからです。

では、何を分散すればよいかのヒントとして通貨ペアの相関性を説明します。

通貨ペアとは

FXトレードにおいて2つの通貨を交換して利益を狙うのが基本です。

交換する2つの通貨の組み合わせが通貨ペアと呼ばれています。

通貨ペアは米ドルを日本円で買うなら(米ドル/円)、ユーロと米ドルなら(ユーロ/米ドル)のように表します。

この時、ひとつの通貨ペアだけに投資している場合、運用結果は全てそのペアに依存します。

しかし複数の通貨ペアを投資していると、それぞれの損益(投資結果)の合計が結果となるため、仮に1つの通貨ペアが失敗したとしてもカバーできるという訳です。

通貨ペアの相関

相関性が高い通貨ペアは、価格変動の方向性が似ています。

逆に相関性が低い通貨ペアというのは、価格変動の方向性が異なる傾向があります。

代表的な通貨ペアの相関性は下記になります。

FX業者は相関係数で表すサービスも行っています。

直接相関性

直接相関性とは、2つの通貨ペアが同じ方向に動く傾向がある関係性のことです。

代表例として

豪ドル/円NZドル/円があります。

中国経済→豪州経済・NZ経済と言われるくらい輸出先が中国です。

このため、中国の動きによって豪ドルが上がれば、近くNZドルも上がる様子が散見されます。

逆相関性

逆相関性は、2つの通貨ペアが反対方向に動く傾向がある関係性のことです。

代表例は米ドル/円ユーロ/米ドルです。

ドルの価値が上がり円を売り始めたら、ドルを売る人は少なく、ユーロを買う人が少なくなる傾向が多いため有名な例になったわけです。

この時の3通貨の順位は 米ドル>ユーロ>円となり、持っておくべき通貨が分かります。

無相関

上記のような関連性のないパターンを無相関と呼びます。

このように、1つの通貨の強弱にとらわれず、複数の通貨を意識しておくことで、何を持っておくべきなのかが分かり、また複数投資によるリスク分散を行うことができます。

通貨ペアのよって戦略の幅が広がります。

トレードプランを立てる

【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方
 

ここまで読まれた方は、チャートがただの折れ線グラフではないことが理解できているかと思います。

ここでトレードプランを立てていきましょう。

トレードプランは以下のことを決めることです。

トレードする通貨ペア

エントリーポイント(タイミング)

ストップロス(損失確定ポイント)

利益確定ポイント

ポジションサイズ(額面)

これらを設定することです。

トレードプランに従ってトレードを行うことで、冷静な判断を行えるため、軍資金を効果的に使うことができます。

自分の軍資金でどのくらい取引できるの?

FX業者によって取引に必要な最低証拠金額が設定されています。

それに応じてどの程度の取引が可能か決まります。

 

最低証拠金額は、通貨ペアによって異なる場合もあるため注意が必要です。

一般的に、取引に必要な通貨数が決まっていて、 主に1,000通貨が多いです。

 

米ドル/円の通貨ペアで1ドル=130円であった場合、最低証拠金額は13万円になります。

仮に上記の価格でドルを購入し、1ドル=140円になった時に売った場合、14万円が手元に残ります。

1回の投資で1万円の儲けとなるわけです。

次の投資は、また1000通貨からなので、1ドル=140円であれば14万円が必要になります。

これだと毎回、全ての軍資金がドルに変わってしまうため、ハイリスクになってしまいます。

ここでレバレッジを使うわけです。

レバレッジとは

FXにおいて、レバレッジといって少ない軍資金の最大25倍の通貨を動かす投資ができます。

これは金融ならではのシステムで、ある意味、証拠金取引の特徴ともいえます。

 

例えば軍資金10万円、レバレッジ10倍に設定して投資した場合、100万円の購入を行うことができます。

先ほどの例にならうと、仮に1ドル=130円で1000通貨買う場合は13万円必要です。

 

しかし、レバレッジを使うと、軍資金1万円でレバレッジを13倍に設定することで対応ができるという訳です。

このようにレバレッジを使用することで、必要な証拠金の割合が緩やかになり、少ない軍資金で多くの取引を行うことができます。

 
「FXは5000円とか1万円あれば始められますよ」

 
という広告などが散見されますが、これはレバレッジを行った場合の計算になります。

 

FXを始めるには1000通貨必要ですが、必ずしも証拠金を何十万円も用意する必要はないという事は確かです。

※相場が思うようにいかず、レバレッジにて損失が出た場合、強制ロスカットといって早めに確定するシステムが作動します。

各業者によって閾値が異なるため、合わせて確認しておきましょう。

証拠金維持率

証拠金維持率とは、簡単に言うと投資できる最低限の軍資金額を指します。

FXは外国為替証拠金取引であるため証拠金がなければ取引できません。

ちなみに証拠金維持率100%を切ると追証(追加の証拠金)を要求されることがあり、追加の証拠金を入金しなければ、ポジションに入っていたとしても自動的に決済される場合があります。

 

計算式はこうです。

 
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100

 
有効証拠金は口座資金+含み損益

必要証拠金は通貨単位×レート/レバレッジ倍率

 

1ドル=130円

通貨単位=1000

レバレッジ13倍

この場合、必要証拠金は1万円です。

仮に軍資金が5万円あったとすると

5万円/1万円×100=500%

これは含み損がない状態での計算になります。

 

通常300%の維持率が望ましいとされているので、上記は安全圏に入っています。

上記の例で軍資金が1万円になれば証拠金維持率は100%となって、追証(追加の証拠金)や強制決済となる訳です。

 

軍資金は投資元本です。

この証拠金維持率を見ておかないと、元本割れといって、軍資金以上に損失が発生する場合があります。

最後に、FX取引においては、軍資金の額や取引量などはトレーダー自体が判断する必要があります。

(多くのFX業者のプラットフォームでは証拠金維持率が表示されます)

FXはいくらから始めれますか

【いくらから始められるの?】FXトレードにおける軍資金の考え方
 

前途しましたが、FX業者の多くが5,000円~10,000円程度の少額から始められるような表示を行っています。

これは証拠金取引の特徴でもあるレバレッジを使うためこのような少額で口座開設することができます。

しかし、レバレッジ取引は、少額からでもリスクが伴うため、かならず強制ロスカットの閾値や証拠金維持率を確認してください。

資金管理・リスク管理に十分注意を払った上、資金を投入するようにすることが大切です。

一部のFX業者はデモ取引といって、実際のお金を使わず仮想FXを行えるサービスを提供しています。

ありがたいことにリアルタイムの相場を相手にデモを行う事ができるため、実際に市場に立つ前に、知識や経験を身につけることができます。

初めてFXトレードを行う方は、一度デモ取引でトレードを行うとよいでしょう。

FXの取引単位を分かりやすく

ここでもう一度、取引に必要な最低取引単位について説明しますね。

先ほど、1回の取引に必要な通貨の枚数は1,000通貨が多いと書きました。

米ドルであれば1000ドルという事になります。

FXの世界では、これを「Lot(ロット)」と呼んでいます。

つまり、1Lotの米ドルを買います(USD/円)、と言った時は、1,000ドルの買い注文をすることを指します。

 

なぜ、ロットをお伝えするかと言うと、FX業者によってロット数が異なるからです。

例えば「みんなのFX」では

 
0.1 Lot=1,000通貨

1 Lot=10,000通貨

10 Lot=100,000通貨

 
こういった発注になります。

様々な業者のプラットフォームを利用し、数字ばかり見ていると結構見落としてしまいます。

1Lotの桁が異なるため、想定以上の取引になってしまうケースが後を絶ちません。

必ず取引プラットフォームのLotの単位を確認するようにしましょう。

レバレッジ一覧

レバレッジを使うと、下記の軍資金で1 Lotを取引することが可能になります。

最低取引単位1,000通貨(1 Lot)の場合

米ドル=100円の場合は10万円必要です。

2倍=5万円
5倍=2万円
10倍=1万円
20倍=5,000-円
25倍=4,000-円

FXはいくらから始めるべきですか?

個人の経済状況や投資目的によって異なりますが、 初心者がFXを始める場合には、15万円程度の軍資金から始めることがおすすめです。

はっきり言って大きな額面ですが理由があります。

 
1Lot=1000通貨のFX業者の場合、レバレッジ設定2~3倍を使うことで初期は5万円程度の投資額となります。

証拠金維持率としては300%。

これは仮に全損したとしても、およそ10万円の損失で済むためです。

 
もっと悪いことに、強制ロスカットが上手く働かなかった場合も含めて証拠金維持率としては300%という計算。

何の根拠もなしに最初から25倍のレバレッジを賭けるのはギャンブルと一緒です。

損を含めて計算しておくことが大切です。

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FX初心者におすすめの通貨ペア

FX初心者におすすめの通貨ペアは、主要通貨と言われるメジャーなものになります。

理由としては比較的安定しているためです。

具体的には、以下のような通貨ペアになります。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)
USD/JPY(米ドル/日本円)
GBP/USD(英ポンド/米ドル)
USD/CHF(銀行/スイスフラン)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)

これらの通貨ペアは、取引量が多い=それだけ投資家が日々トレードを行っています。

自分が売りたいとき、買いたい時に市場に多く出回っている数が多いのが主要通貨です。

経済的にも安定傾向、ニュースや経済指標も多くあり、予測が立てやすいのも理由の1つです。

初心者の方は、このような相場の極端な動きが少ない通貨がおススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

軍資金とは何か。

何が大切なのか、FXの仕組みを理解し、資産を増やすためのコツをまとめてみました。

初心者の方はポジティブな思考で始める方が多いと思いますが、予想に反して相場が変わることが日常です。

軍資金に保証はありません。為替が変わる要因は何なのか、マーケット、値動き、通貨ペアの関係を予測し、常にデメリットを頭に入れて動くことが大切です。

<注意点>
※上記の情報は各社の公式サイトに提示してある情報に基づき作成しています(2023 年1月調査)。

取引を始める際は、こうした表示が変更されている可能性もあるため、必ず取引所のサイトに記載されている詳細 コンテンツやルール・サービス一覧・最新情報を参考利用してください。

本記事はトレードの勝敗を保証するものではございません。

FXはスマホの環境さえあれば簡単に始めることができます。

しかし、ご存じのように儲かるだけでなく、リスクも伴います。

FXの会社に保証はなく、自分で資産を調整していかねばなりません。

資金の損失を防ぐため、トレードの経験なく、新規で始める方は相場の流れなど慣れるまで可能な限り少ない金額で入金し取引することをおすすめします。

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