【分かりやすく解説】FXの約定力を測るコツを徹底公開

FXの約定力を図るコツを徹底公開 FX
FXの約定力を図るコツを徹底公開

FXを始めるなら約定力の高い業者で行う事が鉄則です。

どの業者が約定力が高いのか知りたいですよね。

 

でもその前に

約定力をどう比較すればよいのか

何をもって約定力が高いと言えるのか

 

実は業者を選ぶ際に抑えるべきポイントが決まっています。

今回は初心者 向けに、そのコツについて詳しく解説していきます。

ライター紹介

ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon

職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています

暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい

約定力とは

【分かりやすく解説】FXの約定力を図るコツを徹底公開
 
FXの約定力とは、

自分の注文が市場に提示され、成立するまでの時間と価格の決定率を指します。

私たちがFX業者で見る取引レートは、市場から出た為替レートにFX会社の利益を上乗せしてできています。

 
ユーザー<FX業者<銀行などの中間業者<インターバンク市場と工程が多いため、

約定までのタイムロスが発生します。

 
しかし、約定力の高い業者はトレーダーの意図するタイミングと価格で約定(決定)させてくれます。

約定力の低い業者はトレーダーの意図するタイミングと価格で約定(決定)できず、スリップ(かなりズレて決定)したり、成立しない場合があります。

つまり大切なのは、

・時間:
注文を出して早く決済される
スピード、
つまりインフラの性能

・価格:
自分が希望する価格で売買できる確率、つまり参加者が多いこと

になります。

 
市場の流動性によっても異なりますが、通常は数秒から数分以内に取引成立する場合が一般的です。

 
ちなみに国内より海外の方が、約定力が高いと言われています。

これはトレーダーとFX業者の間にブローカーがいないためです。

さらに深堀すると約定力に影響する指標として豊富なカバー先(取引銀行など)

があります。

この辺りは後半に解説していきます。

注文方法によって求める約定力が異なる

注文方法によって求められる約定力が異なります。

また、取引する通貨ペアによっても市場が異なるため、約定力についてはそれぞれの通貨として注意を払う必要があります。

FXの代表的な注文に

「成行注文」

「指値注文」

「逆指値注文」

という3つの方法があります。

 

・成行注文
市場にエントリーしますが、価格を成行(市場任せ)で決める注文です。

この場合、一刻も早く買って(売って)しまいたい場合に使われます。

相場のタイミングを見て成行注文をいれますので、約定力の判断としてスピードが求められます。

FX業者は市場に出ている注文の中で最良(最も高い・低い)の価格を即座にぶつけて約定させます。

成行注文は取引のスピードが速くなるメリットがありますが、価格は保証されません。

市場が大きく動いた場合、思っているより高い価格で約定することもあります。

 

・指値注文
市場にエントリーする際に指定した価格を決め、それに達した場合にのみ約定する注文です。


「100円の指値で買い注文」を出すと価格が100円であれば注文が取引できます。

相場を見ていて、リアルタイムで注文をいれますので、約定力の判断として価格の決定力とスピードが求められます。

約定力が低いと指値注文を出しても、何時間待っても指定した価格の買い手がないために、取引が成立しない場合があります。

 

・逆指値注文
逆指値注文とは、指定した価格に達した場合、自動的に成行注文に切り替わる注文です。

 
あれ?逆指値は指値の逆じゃないの?

と思う方も多いと思います。

 

例を見ると分かりやすいかと思います。


「600円の逆指値で買い注文」なら価格が600円以上にならないと発注されません。

 

この場合が上昇トレンドの時は600円以上で市場にエントリーし、成行であるため取引成立までに上がり続けた分だけ利益になります。

つまり成行注文の閾値があるバージョンです。

成行と一緒で相場のタイミングを見て逆指値注文をいれますので、約定力の判断としてスピードが求められます。

逆指値注文を出すタイミングとして、今より有利・不利になる予測が立った時に出す注文です。

相場が下降トレンドの場合は逆指値で売りを入れておくと、それが自動的に利益確定や損切りとなる特徴も持ちます。

約定力が低いとどうなるの?

【分かりやすく解説】FXの約定力を図るコツを徹底公開
 

FXにおいて、約定力が低いFX業者を利用した場合には、いろいろなリスクが発生します。

注文が約定しない、そして時間がかかる

約定力が低いFX業者は、市場への注文送信が遅延することがあります。

結果、流動性の低い時間帯で注文するはめになり、約定まで時間がかかる場合があります。

約定に時間がかかる、ということは色々な不幸があります(記事を読み進めると理解できると思います)。

秒で取引をするスキャルピングや想定通りの取引ができないことはトレーダーにとってリスクそのものです。

指標として

「平均約定スピード」

「約定率」

を提示している会社もあります。

スリッページが発生する

スリッページとは、 注文価格が指定した価格よりも多少高くなったり低くなったりする誤差のことを指します。

スリッページの発生は、トレーダーが想定していたリスクと儲けが変わってしまうため、予期せぬ損失を被る可能性があります。

レートの調整が不適切に行われる

あってはならないのですが、約定力が低いFX業者は、約定後のレート調整を行う場合があります。

例えば、利益が出たトレーダーに対して、業者が意図的にレートを変更して利益を減らす事例が報告されています。

スプレッドが広くなる

約定力が低いFX業者では、スプレッド(売値と買値の差)が広くなる場合があります。

 

例えばドルがBid(売値)131円とAsk(買値)132に設定されていたとします。

差額が1円ありますが、これが業者の手数料にあたります。

ちなみにこのBid(売値)とAsk(買値)は業者により異なります。

 

相場は常に動いているため流動性が低い場合、約定までの時間が長くなるため想定スプレッドから外れ、利益を食いつぶしてしまいます。

スプレッドの狭い(差が少ない)業者を選定することも大切ですが、大きな価格変動に巻き込まれないよう約定力の高い(決済が早い)業者を選ぶことが大切です。

約定力が高いFX業者の特徴

FXにおいて、約定力が高い業者を利用した場合を解説していきます。

スプレッドが狭い

スプレッドが狭いことでトレーダーは手数料負担を抑えて取引を行うことができます。

業者にもよりますが、流動性が高い市場(取引が活発)だと、業者も利益を生みやすいため、狭いスプレッドで提供することができます。

スリッページが少ない

スリッページは、トレーダーが指定した価格と注文が約定される価格が異なることを指します。

約定力の高い業者は、流動性が高いため、スリッページを最小限に抑えることができます。

安定したプラットフォーム

約定力の高いFX業者は、高速で安定したプラットフォームを提供しています。

これはとても重要です。

注文の処理がスムーズに行われ、トレーダーの思い描いていた価格で素早く利確する率が高くなります。

高速で約定(決済)できる高性能な基盤を持っているため、注文をスピード約定してくれます。

カバー先とは

FXにおけるカバーとは、FX業者の先の取引業者を指します。

FX業者は通貨を売買するためには、インターバンク市場で取引している銀行や機関投資家から通貨を仕入れ(逆の売りもしかり)なければなりません。

取引先が多いことで、同じドルでも安いものを選 ぶことができます。

 
今度はドルを売る場合も一緒です、

カバー先が多い事はトレーダーの価格をたくさんの取引先が選ぶことができ、1社だけのカバー先に比べ、早く決まる可能性が高いといえます。

約定率とは

約定率とは、 トレーダーが出した注文価格をその通りに成立する確率です。

有名な「みんなのFX」の約定率は99.9%と非常に高い数値を掲げています。

トレーダーも希望通りに決済されるのであれば計算は立ちますし、リスクが少なくなります。

スプレッドも狭く、かつ約定率が高いので、コスト面でもリスクを回避することができます。

約定率を左右する市場状況

注文が約定する確率はいくつかの要因によって左右されます。

前途しましたように業者の流動性、サーバーシステム、カバー先の数。

このように様々な要因がある中で市場状況は、経済指標の発表であったり、政権交代などの動きで為替に大きな影響を与えます。

特に重要な経済指標の発表前や、戦争などのリスクが高まっているときには、投資家たちも様子見の状態なので流動性が低下し、約定力が低下することが過去、実証済です。

約定力と流動性

【分かりやすく解説】FXの約定力を図るコツを徹底公開
 

FXトレードにおける約定力と流動性、似たような意味ですが、お互い複雑に絡み合っています。

ここでしっかりと解釈をおさえておきましょう。

 

約定力は、

注文が市場に提示されてから成立するまでの時間と価格を指します。

FX業者ごとに異なり、その要因はプラットフォームシステム、カバー先の数などが影響しています。

 

流動性は、

市場に参加するトレーダーの数・流通する通貨の量や、インターバンク市場での取引量などを示します。

FXでは流動性が高いほど、取引相手も多く、様々な金額が出ています。

このため数の論理で注文がスムーズに約定しやすくなります。

当然、流動性が低い場合は、約定が遅くなったり、想定よりも差が出た状態での約定(スリッページ)となる可能性があります。

スプレッドにも影響する

流動性が高い場合だと、常に新しく様々な価格の注文があるため、スプレッド(買値と売値の差額)も大きく差はありません。

しかし、流動性が低い朝方や海外の取引が動いていない時間帯などは、限られた注文しかないためスプレッドが広くなりやすくなります。

通貨毎に流動性は異なる

例えば、ニューヨーク市場が開いている時間帯は、ドルに関するドル/円の通貨ペアの流動性が高くなります。

東京外国為替市場が開いている時間帯は、円の取引が活発になります。

その他通貨の国の政治経済状況の変化の時は同じく活発になりがちです。

(雇用統計は重要な政治的指標として有名)

FX注文が市場に届くまでの流れ

FX注文の中身はどうなっているのでしょうか。

市場に届くまでの一般的な流れを解説していきます。

 

トレーダーが注文
FX業者の取引プラットフォームのアカウントを前提として、トレーダーが注文を入力します。

通貨ペア・注文数量・注文方法(成行注文、指値注文、逆指値注文)を選択します。

 

FX業者のシステムで処理される
トレーダーの注文情報は一度、FX業者のシステムに送信されます。

注文を処理するためのアルゴリズムの1つとして有名なのが、注文価格や成立の可能性を評価する点です。

市場情報や独自の指標などを利用して判断しています。

FX業者が市場に注文を入れる
FX業者がトレーダーの注文を市場参加者に送ります。

 

注文が市場で約定する
市場参加者が注文を受け取ると、自分たちの価格情報と注文を照合し、相場に合わせた価格で約定するかどうかを決定します。

このときに流動性が高い所であれば注文はスムーズに約定されますが、流動性が低い場合には注文が約定するまで時間がかかります。

 

約定結果がトレーダーに通知される
注文が約定すると、業者(プラットフォーム)からトレーダーに約定した通知が届きます。

この通知は正式に約定された結果であり、注文が約定した価格、注文量、約定時間などが含まれます。

 

トレーダーがポジションを保有する
約定が成立した後、トレーダーはポジションに入っている状態となります。

ポジション出る際は売買するため、再度上記の流れで約定されていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

FX 投資をする前の準備運動として約定力について学びましたね。

約定力は儲けにもつながりますし、取引コストにもつながります。

国内にて、一般的な水準を満たしている業者は多いと思いますが、特に約定率やサーバーシステム、カバー先の数には注意が必要です。

約定力が低いのには理由があるのでしっかりと比較 検討していきましょう。

約定力と流動性は密接に関連しています。

注文の約定力なくしてはスムーズな取引が生まず、マーケットの流動性を注視しなければロスが増えます。

はじめての方は、注文方法や取引する通貨ペア、システム・市場の流動性に合わせて、適切な業者を選択することが重要です。

絶対的な答えはありません が、自身の基礎 知識や理解を増やし、少しでも安心して取引できることを願っております。

<注意点>
※上記の情報は各社の公式サイトに提示してある情報に基づき作成しています(2023 年1月調査)。

取引を始める際は、こうした表示が変更されている可能性もあるため、必ず取引所のサイトに記載されている詳細 コンテンツやルール・サービス一覧・最新情報を参考利用してください。

FXはスマホの環境さえあれば簡単に始めることができます。

しかし、ご存じのように儲かるだけでなく、リスクも伴います。

FXの会社に保証はなく、自分で資産を調整していかねばなりません。

資金の損失を防ぐため、トレードの経験なく、新規で始める方は相場の流れなど慣れるまで可能な限り少ない金額で入金し取引することをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました