「金融の用語って何?」
初心者やはじめての方でも例を参考に徹底的に分かりやすくしました。
ライター紹介
twitter:@crypto_dog_jon
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています
FX・暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい
あ行
預り評価残高
口座状況の見方の1つで、口座にある資産に評価損益(保有した資産について購入時と現在の価格との差額)を加算したもの。
損しているのか得しているのか実際(実質)の資産状況を指します。
ASK
投資家が買う場合の価格。購入できるレート(Ask rate)。
オファー(offer)と呼ぶこともあります。
If Done注文
閾値を2つ設定しておく注文のことです。
例
現在95円の商品があります。
新規注文:90円まで下がったら買う注文
決済注文:その後100円に上がったら売る注文
新規注文の90円に下がらなければ、その後の100円で売る注文は発動しません。
IFD注文とも呼びます。
If Done OCO注文(IFDO注文)
閾値を3つ設定しておく注文のことです。
例
現在95円の商品があります。
新規注文:90円まで下がったら買う注文
決済注文1:その後100円に上がったら売る注文
決済注文2:その後85円に下がったら損切(売る)する注文
決済注文のどちらかが決定すれば、残りは自動的にキャンセルになります。
インターバンク市場
fx取引における市場のことを指します。
私たちユーザーはfx業者(プラットフォーム)を介して市場に注文を行うわけですが、個人<fx業者<銀行<インターバンク市場の流れで注文がエントリーされます。
市場は暗号資産や株の様に取引所がある訳ではなく、金融機関同士(銀行、為替ブローカー、短資会社、証券会社で個人は参加できない)が電話やオンライン上で売り買いした結果になり、それがデータ上で見えているわけです。
ニュースなどで出てくる「外国為替市場1ドル130円」の数字はこのインターバンク市場の数字をもってきています。
なので広義としては銀行間(金融機関間)で取引する市場のことを指します。
売り気配
業者が売る場合の売る値段。
または売りたい値段で売れてない状態を指します。
別名ヤリ気配。売り注文が多すぎて値段が付かない状況の時に出す気配を指します。
売り決済
ロングポジション(買い持ち:値上がりを期待して待っている)を相場の変動により、売ってしまうこと。
よくあるのが上がるだろうと思っていたら下がってしまった場合、損を少なくするためすぐに売りに転じることを指します。
売りポジション(売建玉)
下がる市場を予測し、高値で売っておいて買い戻しその差額を利益とする戦略。
つまり高値で売って待っている状態(未決済)のことを指します。
別名、ショートポジションとも呼びます。
円高
円高とは、日本円の価値が上がること、つまり1ドル=150円から1ドル=130円になることを円高になったと言います。
円高が起こるが原因はいろいろあります。
日本の経済が好調であること、世界的な不況において、安定している日本円に投資が集中(日本円持っておくと値崩れしないから安心)することがよく散見されます。
つまり、日本円が外貨(ドルやユーロ)に対して高くなって、少ない円で多くの外貨が買えるようになります。
円安
円安とは、日本円の価値が下がること、つまり1ドル=150円から1ドル=160円になることを円安になったと言います。
円安が起こるが原因は日本の経済が不調であることが主な要因で、世界の投資家が日本円を売る方にまわり、異なる通貨を買っている状況になります。
つまり、日本円が外貨(ドルやユーロ)に対して低くなって、外貨を買う時はたくさんの円が必要になります。
円キャリートレード
円キャリートレードとは、投資家・トレーダーの中で人気の高い投資手法の一つ。
FXで例えば低金利の日本円を売り、高金利が期待できる外貨(株式などに投資も含む)を買うことにより、利ザヤを稼ぎます。
追い証
FX取引において、口座に差し入れる担保金のこと。相場の変動により、差し入れている証拠金の総額が必要証拠金額を下回ったため、証拠金を追加しなければならないことを指します。
か行
買い気配
ユーザーが買う場合の値段。
または買いたい値段の供給量が増えてきている様子を指します。
別名ビッド(Bid)。
この時に出す気配により市場参加者も増える傾向があります。
買いオペ
金融緩和効果として中央銀行が市場から買い入れ資金を投入し市場操作を行う事を指します。
通貨量の増大により金利を引き下げる効果があります。反対の言葉に売りオペがあります。
買い持ち
外貨を購入して値上がりするのを待っている状態。
別名ロングポジションと呼びます。
ドル買い持ちとは、通貨ペアのうちドルを買って円を売るタイプを指します。
この場合、ドルを購入して値上がりを待っている状態です。
買建玉(買いポジション)
外貨を購入して値上がりするのを待っている状態。買い待ちと同意。
約定(確定)した買い注文後、そのままの状態、反対の取引を行っていない場合を指します。
介入
中央銀行が相場を安定させるために取引を行う場合、別名は外国為替平衡操作。
急激な変動は投資家を焦らせるため、数値を安定させるために行う行為。
カウンターパーティー
基本的に取引相手のことをカウンターパーティーと呼びます。
パーティ―とは、その名の通りで、例えば1000ドル購入する場合、それぞれ200ドルずつの売り手による場合もあるわけで、また個人・企業問わずとなるわけです。
この取引の関係者と言う意味でパーティーと呼びます。
買戻し
売りポジションにいる場合、値下がりした相場を狙って売っている訳ですが、下がったころに買うことを指します。
最終的な利確とも言います。
為替証拠金取引口座設定約諾書
個人と取引所の口座開設時に契約する書類の事を指します。
為替変動リスク
自分が投資した資産が市場価格の変動により差損益による損失を受ける危険性を指します。
この場合の為替変動とは円と外貨の為替相場の変動を指します。
カントリーリスク
その国の通貨がその国の政治・経済・法律などの影響により変動するリスクのことを指します。
対象国の信用度によりそのリスクは高まります。
キーウィ
ニュージーランドが発行する法定通貨のことを指します。
正式にはニュージーランドドル
ですが、国の鳥・特産物がキウイであることから為替の正解では親しみを込めキーウィと呼ばれることがあります。
ギャップ
レートの急変動により現れるチャートの隙間を指します。
時折、市場の前日終値が当日始値と大きく離れて始まった場合、チャートに大きな隙間ができます。
これをギャップと呼びます。
基軸通貨
通貨ペアなどで取引ツールの左側で表される通貨を指します。
例えばドル/円の場合はドル(USD)が基軸通貨となります。
逆さや
逆ザヤとも呼ばれ、変動により投資価格より売却価格の方が安かったり、本来あるべき価格と反対なっている状態のことを指す。
要するに赤字の状態です。
逆指値
現在の価格よりも上がって買いたい場合に逆指値注文を行います。
特徴は事前に設定した値に達した時に利確させる注文です。
取引所のプラットフォームにて簡単に設定できます。
キャピタル・ゲイン
保有している資産を売って得られる利益のことです。
キャピタルは資産とか資本を指し、ゲインなので利益とか儲けの意味になります。売却差益と言う呼び方もあります。
100万円の資産価値が150万円になったとします。
この利益50万円がキャピタルゲインです。
キャピタル・ロス
直訳すると資産のロスという呼び方になります。
持っている資産価値が下がることを指します。
100万円の資産価値が80万円になったとします。
この利益マイナス20万円がキャピタルゲインです。
キャリートレード
為替の差額ではなく、各国通貨の金利の差を利用したトレード方法です。
例えば日本の金利が0.2%で米ドルが2.5%である場合、米ドルを買って円を売ることで2.3%の金利差が生まれます。
この状態で運用することで金利による利益を増やす作戦です。
強制ロスカット
ユーザーがロング(買ったままの場合)やショート(売ったままの場合)ポジションで、想定外の大きな損失を被らないよう自動的に決済する仕組みを指します。
例えば100万円分買って、150万円になったら売ろうと思ってポジションに入ります。
しかし予想に反して暴落が起こり、80万円を下回りそうになった場合、強制ロスカットされます。
この時の損額は20万円です。
このように取引所等が定める閾値によって自動的に利確して損失を抑えます。
玉
未決済のまま残っている投資したものを指します。
対象としては株、FX、暗号資産などの金融商品が主です。
「ドルの買い玉の場合」は、ドルを購入して、値上がりし売るのを待っている、いわゆるロングポジションのことを指します。
また金融用語で「玉(たま)」と呼んで取引単位を指す場合もあります。
例えば1玉の発注が1000ドルの場合など、ロットや取引量の略称として使う場合もあります。
金融商品取引業者
金融庁に認められた業者のことを指します。
証券会社・FX業者・仮想通貨取引所など金融商品の売買を行う業者が対象になります。
日本では金融商品取引法が定められており、法律に基づいた申請と登録が行われ、取引に関する手数料やスプレッドの差額収入を収益として認められています。
そのサービスは様々で業者毎に異なります。
その後、金融庁からの監督が行われます。
金融商品取引法
国内の投資家や業者を守るための法律です。
例えば取引所においては、取り扱い銘柄、取引手数料の設定、広告方法、ユーザーへのリスク説明責任、事故が起こった場合の対策など多岐に渡る規制を順守することが義務付けられます。
またこの法律は事件や事故が起こるたびに消費者保護のため改定が繰り返されている歴史があります。
金融商品取引業協会
金融商品取引業者によって作られた消費者保護と持続的な業界発展を目的とした規制団体です。
「JSDA」(Japan Securities Dealers Association)とも呼ばれています。
同業他社に対して法令順守の啓発、市場関係者との意見交換会や海外との連携などを行っています。
協会専用のルールもあり、加盟各社は業界発展のためにこれを順守しなければなりません。
加盟することでユーザー側にとっては分かりやすい枠組みでのサービス利用が可能となるためブランディングに1つにもなっています。
加盟には一定の要件を満たすことが必要です。
クロス取引
同一の通貨の買い注文と売り注文を、同時に同じ価格で売買成立する手法です。
例えば200円でドルを買い、200円ドルを売るということになります。
こうすることで相場の変動が起きても同じ額の損がでて同じ額の利益がでるため、相殺されるセーフティな投資方法と言えます。
これを通貨ペアで行うこともできます。
例えばBID/ASKとしてユーロ/円で買います。
同時に円/ポンドで売る(FXはポンドを持っていなくても売ることができる)とします。
両方のポジションに入ります。
つまりユーロ/円、円/ポンドの円の所を外せば、ユーロ/ポンドと一緒のことなのでクロス取引はしばし「同じ円を介さずに直接2つの通貨(ユーロとポンド)を交換する取引」と呼ばれます。
上記の例で、ユーロとポンドの円に対する価格差があれば効率よく稼ぐことができます。
クウォート
金融市場での取引価格のこと、つまり相場や時価を指します。
対象として株式・通貨・その他金融商品の相場でも使います。
市場では売りたい値段(ASK)と買いたい値段(BID)があります。
つまり市場には2つの相場(クウォート)があるわけです。
また、当然ながらクウォートは、市場の需要と供給に基づいて変動するものです。
首吊り線
チャート分析のローソク足における名称の1つで、価格が上昇している時に表す陽線の1つです。
具体的には上昇トレンドの最終局面によくみられる陽線で、始値と終値が近いこと。
そして上ヒゲが非常に短く、下ヒゲが長いことが特徴です。
つまり始値よりもかなり安値が記録されているため、「売り(利確)」が入り始めている事が分かります。
こうなると天井が近く、下落トレンドはじまりのサインとして捉えるユーザーもいます。
クロス円
ドル円(USD/JPY)を除いた、円を含んだ通貨ペアのことです。具体的にはユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円などがクロス円として呼ばれています。
一見円とその他通貨が取引しているように見えますが、世界の基軸通貨はドルであるため、インターバンク市場を通る際はドルに換算されています。つまりクロス円での取引はほぼないということです。
なのでクロス円のことを合成通貨ペアと呼ぶこともあります。
(ユーロ/ドル/円とか呼びにくいですもんね)
決済損益予定額
簡単に言うと見積もりです。
具体的には保持しているポジションを利確した場合を予測した金額です。
実際の現金の受渡日を迎えていない損益額を指します。
トレーダーは基本、決済損益予定額を決めて市場にエントリーしています(ポジションに入る)。
見込み通りに事が進む場合は利確せず、ポジションを継続する判断を取る基準としてこの指標額を使っています。
気配値
各トレーダーが売りたい・買いたいと考えているであろう値段(指値)のことを気配値と呼びます。
具体的には取引所の板の注文数と値段で理解するわけですが、特にそれらの最高値を売り気配、最低価格を買い気配と呼び、取引所の板に多くの売り手がポジションに入っている場合は、下落の可能性を示唆しており、逆は上昇の可能性を示しています。
このように市場のトレンドや供給状況を把握する手がかりとなっています。
購買力平価説
異なる国同士の通貨価値が、近い価値を持っているという為替変動における学説の1つです。
現在各国で差がある為替もいずれはフラットになっていくであろうという考え。
異なる国の通貨でコーラを購入する時に同じ金額で兼ねるようになるという力(購買力)。
ゴールデン・クロス
チャート分析手法である移動平均線の短期版と長期版の2本がクロスした場所をゴールデン・クロスと呼びます。
これは平均線が右肩上がりのものに限ります。
相場のトレンドが上がることを示す指標なっておりトレーダーが買いを入れる(ロングポジション)タイミングとして活用しています。
FXにとどまらず株や暗号資産にも使われるチャート分析手法の1つです。
コラテラル
証拠金として取引所に預ける現金をコラテラルと言います。
レバレッジ取引と言って例えば10万円の現金を預けることでレバレッジ2倍である20万円分のポジション(買いや売り)をとることができます。
さ行
差金決済
現金(現物)の受け渡しを行わないで為替や金利の差額のみで決済する方法です。
FXのほとんどの取引は差金決済型であり、実際にドルを自分の口座に入れることはない、いわば仮想取引の状態です。
通常は円でドルを買って自分の口座に入金しますが、差金決済はドルのもつ価値を取引所に預けた証拠金をもとにデータ上で権利を買っている状態。
ここで出た差額を得る仕組みになっています。
ザラバ
ザラにある普通の場、ザラ場とも呼び、取引が行われる時間帯のことを指します。
ザラ場引けは午前・午後で取引の最終時間で取引がなく値段が付かなかったため、ザラ場(途中)でついた値段のまま終了した状態のことを言います。
指値注文
名前の通りさしね(希望する価格)を指定して発注する注文のやり方です。
指定した以上の価格や以下で売買したい場合も指値注文です。
決められた予算がある場合は、例え売れなくても指値注文を維持してその日が終わる場合もあります。
支持線
チャート分析方法の1つで、チャートの谷同士を結び付けた線のことです。
谷間の期間は様々で数時間から数日の様々です。
支持線は底値を表しつつも反転(上昇)の目途として活用されることが多く、別名で下値支持線やサポートラインと呼ばれる場合もあります。
分析方法としてトレンド分析が有名ですが、過去の支持線を突き抜けた場合は下落が加速することがあります。
実現損益
資産運用をした結果、資産を売却して実際に得られた収益を指します。
未収のものは含まず、決済して手元に残った額を言います。
出金可能額
FXを行う上での各種業者やプラットフォームにおける出金可能額のことです。
預けている証拠金・利確した利益など出せる金額は基本的に上限があります。
出金指示額
FXを行う上での各種業者やプラットフォームに指示する出金額のことです。
預けている証拠金・利確した利益など出せる金額は各取引所によって限度額がさだめられています。
しっかり
市場の動きに活気がみられ、下落の気配が見られない様子を指します。
証拠金
取引に必要な担保のことを指します。主にFXのプラットフォームや取引所にお金を預け、この証拠金をもとに通貨を購入したり売ったりの取引活動ができるようになります。
ちなみに外国の通貨を実際の口座に入れるわけではありません。
プラットフォームの仮想取引にてデータ上で保有する仕組みになっています。
証拠金基準額
取引業者やプラットフォームが定める必要最小限の証拠額です。
通貨ペアやレバレッジの倍数により、多くの証拠金が必要な場合もあります。
これは証拠金基準額に基づいて取引しないとリスク管理に耐えられない要素があるからです。
取引業者の選定は、この証拠金基準額も重要なポイントになります。
ちなみに証拠金額が基準額以下になると、証拠金不足となりマージンコールといったアラートが発生します。
証拠金預託額
2011年8月より、FX業者は個人相手の取引を行う場合、取引額の4%以上の証拠金を預かることが義務付けられています。
例えばUSドル1万を買う場合、取引額(想定元本)は、US$10,000×4%=400ドル以上
を預託する必要があります。
取引所によっては証拠金基準額、もしくは証拠金預託額のいずれか大きい額の証拠金が必要になりますし、手数料・スプレッド費用が加算される場合もあります。
十字線
チャートのローソク足における名称の1つで、始値と終値が全く一緒で上下ヒゲが両方あり十字に近いことが特徴です。
つまり強気と弱気の攻防が繰り広げられており上下ヒゲも一定であれば均衡、つまり投資家が上にいくか、下に行くか迷っている様子が分かります。
ショート
相場が下落することを期待して、高いうちに売って買い戻す作戦です。
別の言い方をすると売りポジションを取ることを意味します。
例えば1ドル130円において売っておいて、1ドル100円になった時点で買い戻します。
その差分が30円ですので、これが利益になるという訳です。
こうした相場が下落の時にも仕掛けることができます。
申告分離課税制度
他の所得と分離して所得税を計算できる制度です。
個人で投資を行う場合、fxは先物取引に係る雑所得として扱われるため、申告分離課税という区分にはいり、その税率は一律20%(所得税15%+住民税5%)となります。
ちなみに暗号資産は累進課税で最大税率が55%となります。
スイス国立銀行–SNB
スイス連邦の中央銀行になります。主な業務として金融政策の実施、スイス・フラン紙幣の発行や管理を行っています。
スイスフラン
スイスの法定通貨です。経済基盤や中立国として国際的にも評価が高いことから他の通貨と比べ変動が少ないことで有名です。
このため安パイとして保有する投資家も多く、ユーロとイギリスポンドに次ぐ取引量を誇ります。
スイング
中長期のポジションを持つ取引方法の一つで、同じ言葉でスイングトレードがあります。
特徴として、ポジションを数日から数週間保有し、大きな利益をとりにいくスタイルとして有名です。
ただポジション中に起こるとマズイ経済イベントや相場に熟知していないとリスクが高くなる手法でもあります。
ストリーミング注文
チャートを見つつ、リアルタイムで注文を行うことができる方法です。
リアルタイムの市場価格に高速で対応が必要な場合に有効ですがネット環境やプラットフォームの影響により、必ずしも注文画面でみていた価格で約定しない場合もあります。
スワップポイント(SP)
取引をする通貨ペアの「金利の差」をスワップポイントと呼びます。
例えば円であれば0.1%、ドルで0.5%とします。この時点で0.4%スワップポイントが発生します。
ドルを買うことで0.4%の金利分が利益として発生させることができる仕組みです。
方法として2つあり、1つは買いポジションにいる間、もう一つはシンプルにドルで両替(貯金)する場合です。
スワップポイント損益相当額(SP損益相当額、SP相当額)
前日の取引日終了後までに行った取引のうち、溜まったスワップポイントの累積額のことです。
ストップロス注文
注文においてはじめから損切ラインを設定できる仕組みです。
あらかじめ損切ラインを決めておくことで、下振れしラインを超えた場合、自動的に決済してくれ損失の拡大を防ぎます。
主に「●●以上になったら売る」と設定できる逆指値注文に設定するものになります。
清算価格
清算(一旦〆る)する際の価格を指します。その日時点の金銭の貸し借りを計算して決着をつける意味で使われます。
セトルメント
決済のこと。英語のSettlementの「支払い、清算、決済」の通り、決済日に実際に通貨を交換することを指します。
決済日はSettlement Date。
前日証拠金不足額
1日の取引終了時、清算価格により、証拠金額が取引所基準額を下回った場合を指します。
当然ながら新規注文ができかねますので注意しなければならない事象です。
損切り
損失を分かっていて利確することを指します。
投資において予想外の下落により、保有していたドルの価値が下がった場合、これ以上の損失を防ぐため決済する様を言います。
損益相当額
集計した時点ですでにポジション中の投資における評価損益のことを指します。
ソーサ―トップ
チャートの形の1つで、上向きの緩やかな円弧の形をしているのをソーサ―トップと呼びます。
主に相場の天井で見られる安定期であり、トレンドが変わる前兆ともいわれます。
た行
建玉
買った、もしくは売って市場にエントリー中の状態を指します。
前者は買い建玉、後者は売り建玉と呼ばれます。
一連のトレードの流れで例えると、通常は価値が低い時に通貨を買って、値上がりするのを待ちます。
その後、通貨を売ることで利確(利益化)するのが一連の流れです。
この値上がりを待っている状態のことを買い建玉と呼び、買ったままであるため未決済中とも言われます。
このようにトレードは決済がどこに居るか?が重要になってきますので別名ポジションとも呼ばれています。
ちなみに買い建玉の期間は数秒から数日などがあります(スキャルピング、デイトレード、スイングトレードとも呼ばれる)。
建玉報告書
取引所や取引業者が顧客の建玉(数・規模・通貨ペア)の状況を報告する書類を指します。
これを毎週、金融庁に提出することが義務付けられています。
(外国為替証拠金取引業者等における情報提供に関する規制)
ダマシ
チャート分析の言葉の1つで、本来予想される方向と逆に動く場合を指します。
テクニカル分析等により本来のトレンドの動きから外れてしまうため、損失が発生します。
これはトレーダーが皆注目するようなチャートが反転するタイミングで資金をわざと投下してコントロールしようとする様がダマシの原因になります。
月足
チャート分析の言葉の1つで、1カ月ごとの値動きを1つのローソク足で表したものを指します。
この場合月における始値、終値、最高値、最低値で表します。
通貨先物取引
外国通貨(ドル・ユーロ)を1ヶ月~1年先に、指定価格で売買することを指します。
これは現時点の証拠金で約定しなければなりません。
通貨先物取引においては、取引契約の期間、金額、決済日、決済方法などが定められます。
取引契約の期間は、通常、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年などが選択可能であり、契約量も定めがあります。
また、決済当日は、通常、現物決済、現金決済、物理決済などの決済方法があります。
通貨単位
日本では円であるように、各国が定める法定通貨の単位を表します。
またfxでは取引する最小単位を指す場合があります。
例えばドルを買うには1ドルから、ユーロは1ユーロから可能であり、これを1通貨単位と呼びます。
通貨バスケット
複数の通貨を1つのカート(籠)に入れ、1つの通貨として運用するトレード方法。
為替リスクを分散させるため、仮に1つの通貨が暴落しても影響が緩和できるメリットを持っています。
バスケット制とも呼ばれています。
抵抗線
チャート分析方法の1つで、チャートの山同士(ピーク)を結び付けた線のことです。
山間の期間は様々で数時間から数日と様々です。
抵抗線は、その名の通り、上振れを表しつつも反転(下降)するため上振れに抵抗しているように見えます。
別名、抵抗してレジスタンスラインと呼ばれる場合もあります。
過去の抵抗線を突き抜けた場合は上昇が加速することがあります。
手数料未収金額
取引終了時に証拠金より差し引くことができなかった手数料のことを指します。
主に損益が発生している場合、手数料分も下回る場合があり、新規取引や口座開設・出金の制限がある場合もあります。
このような事を起こさないためにも十分な資金と計画的な投資が必要です。
デッド・クロス
チャート分析手法である移動平均線という一定期間の価格平均値の短期版と長期版の2本がクロスした場所をデッド・クロスと呼びます。
これは平均線が右肩下がりのものに限ります。
相場のトレンドが下がることを示す指標なっておりトレーダーが売りを入れる(ショートポジション)タイミングとして活用しています。
FXにとどまらず株や暗号資産にも使われるチャート分析手法の1つです。
テクニカル分析
過去の値動きを分析して予測を立てるトレード分析の1つです。
歴史は繰り返す、という法則のもとに過去の動きをすべて織り込み1つのトレンドとして判断する考えです。
対象は主に投資家の心理になります。
デメリットとして予測不可能な企業の不祥事、戦争、自然災害などの影響を受ける場合があります。
転売
主に買いポジションにいる場合、売ることを転売と呼びます。
トレードの基本的な流れとして、安い時に買い、買いポジションといって値段が上がるのを待ちます、その後売ることで1つのトレードが終了します。
この売る行為を転売と言い、利確(利益確定)とも言い換えられます。
買いポジションを反対売買する、といった言い回しもあります。
当日入金額
取引所に当日に入金した際、確認がとれた金額を指します。
主に9:00~15:00に入金するとプラットフォーム上に当日反映することが多く散見されます。
トウバ
チャート分析のローソク足における名称の1つで、トウバ(塔婆)は価格が高値圏で出た時は下落を示すものとして認知されています。
具体的には上昇トレンドの最終局面によくみられる陽線で、始値と終値が一緒。
そして上ヒゲが非常に長く、下ヒゲがないことが特徴です。つまり逆T字の形であり、始値よりも安値はなく、高値だけが記録されたが、結果最終は元に戻るという、これ以上は無理だ、というサイン。
押し戻されているため、下落トレンドはじまりのサインとしてトウバは弱気のサインになります。
ドテン
トレーダーの損切対策の1つで、市場が思わぬ方向になった時、素早く損切し、すぐに反対のポジションに切り替えることを損切ドテンと呼びます。
このように買いポジション決済すると同時に売りポジションを持つことが、ひっくり返すように見えるためこのような名前がついたと思われます。
トンボ
チャート分析のローソク足における名称の1つで、トンボは価格が低値圏で出た時は強気を示すものとして認知されています。
具体的には下降トレンドの最終局面によくみられる線で、始値と終値が一緒。
そして上ヒゲがなく、下ヒゲが非常に長いことが特徴です。
つまりT字の形であり、始値よりも安値だけが記録されたが、結果最終は誰も買わず元に戻るという、これ以上は買わないよ、というサイン。
押し戻されているため、上昇トレンドはじまりのサインとしてトンボは強気のサインになります。
ちなみに高値圏で出た場合は異なります。
トレンド
市場の方向性や傾きのことをトレンドと呼びます。
チャートは一定の高値と低値を行き来します。
その期間の小さいものもトレンドであり、その中でも上振下振れるピーク同士が大きなトレンドでもあります。
上記だけでも2つのトレンドがありますが、具体的には抵抗線と支持線を合わせてトレンドラインと呼び、この線をもとにトレーダーは今後どの程度の変化があるのかを予測して投資のヒントにしています。
ドルペッグ
経済の不安定な後進国などの通貨を一時的にドルの動きと一定割合で合わせて動かす為替政策です。
こうすることで投資家が安心して後進国の通貨でトレードを行うため、保有数が広がる(たくさん使ってくれる=経済効果)とされています。
ちなみにドルは世界の為替の基準とされています。
投資家の多くが保有し、また信頼を寄せています。
こうした通貨を基軸通貨と言います。
トリガ(指値)注文
トリガ注文は為替の価格が指定した値になると自動的に決済する注文方法です。
指値(さしね)なので予め決めた指値の条件で設定します。
トリガ(成行)注文
トリガ注文は為替の価格が指定した値になると自動的に決済する注文方法です。
成行(なりゆき)なので、一番有利な売買の値段(その時一番低い注文を買う、高い注文で売る)で決済する方法です。
現在よりも●円以上高くなったら、もしくは●以上低くなったらの条件で設定します。
取引参加者
インターバンク市場にて直接取引を行う取扱業者は銀行や投資ファンドのことです。
取引参加者になるためには、財務状況・資産・会社審査などの一定の要件を満たす必要があります。
ちなみにFXの取引は、直接取引はできません。
通貨ペアの価格差(スプレッド)を利用しする差金取引決済は金融庁の許可がないとできないためです。
トレーダーとFX業者が直接取引をすることを相対取引といい、取引所が注文をまとめて合算成立するタイプを取引所取引と呼びます。
取引日(取引時間)
取引所営業日の開始時刻から終了時刻までを1取引日としています。
ちなみにマーケット(外国為替市場は東京、香港、シンガポール、ロンドンなど)の市場開始時間は異なりますので注意が必要です。
取引報告書
ユーザーが確定申告の時に必要な書類です。
成立した取引の内容が記載されており、ほとんどんの業者のプラットフォーム上でダウンロードできる仕組みになっています。
トピッシュ
高値推移で動いている相場が押し返される様子をトピッシュと呼びます。
例えばドル130円がトピッシュとは130円まで上昇するもここが天井で押し戻されるという解釈になります。
どちらかというとディーラー用語になります。
Two Way Price
Two Way Priceはある通貨ペアに対する買う時(Bid)と、売るとき(Ask)の両価格を提示されます。
ドル/円だと130.00円で買う、130.15円で売る、と言った具合です。
売値と買値の差をスプレッドと呼びますが、この差分が小さいほど流動性があると言われており活発な取引が予測されます。
な行
成行注文
一番有利な売買の値段(その時一番低い注文を買う、高い注文で売る)で決済する方法です。
現在よりも●円以上高くなったら、もしくは●以上低くなったらの条件で設定します。
ナンピン(難平)
価格が予想に反して下落した場合に使う技で、不利になったポジション分を補う目的で追加投資することです。
具体的には損を出しているポジションが120円→100円だったとすると、新たにポジション(追加の資金投入)100円から入り、平均コストを下げる作戦になります。
投げる
買いポジションにいて、予測に反して下落したため損を覚悟で売りだすことです。
損切と同等の意味を持ちます
日中足
チャート分析のローソク足における名称の1つで、決められた分単位で表されるローソク足です。1分、5分、10分、30分、、とその日に発生した値動きのローソク足を総じて日中足と呼びます。
日中足は、長期の値動きを把握するのに比べて短期的なトレンドを掴むことができ、日中の相場の変化を分析する際に役立つ指標の一つです。
ニュージーランド準備銀行-RBNZ
日本銀行と同じでニュージーランドの中央銀行です。
主な業務として金融政策の実施、ニュージーランドドルの発行や管理を行っています。
ヌーンレート
ニューヨーク市場の正午の為替レートをヌーンレートと呼びます。
通貨基軸であるドルの1日の半分過ぎたレートであるため、これを指標に動くトレーダーも多く注目されています。
値洗い
市場にエントリーしている注文(未決済)について損益を算出することを値洗いと言います。
先物取引では証拠金ありきで取引ができるものです。
毎日資産の評価を行うことで証拠金不足になっていないかチェックするために値洗いを行っています。
値洗い後の価格を清算価格と呼びます。
ネットポジション
同一通貨で、かつ買いポジションと売りポジションを複数持っている場合の差分を表したものを指します。
例えば買いポジションでドルを100、売りのポジションで50持っていたとします。
この場合、多い方から少ない方を引き、残った買いポジション50ドルがネットポジションとなります。
純粋な持ち高が分かるため、資産計算の1つとして活用されます。
年足
チャート分析のローソク足における名称の1つで、1年単位で表されるローソク足です。
その年に発生した値動きのローソク足で大局的に分析を行います。
は行
発注可能額
証拠金をもとに今現在で発注が可能な金額を指します。
発注証拠金
発注に必要な証拠金額を指します。
対象としては新規注文の発注時・発注済の建玉が含まれます。
反省安
何の根拠もないウワサで上昇したレートが反転し、まるで反省したように元の場所まで戻ってくる様を指します。
これは反省安になるよ、だったね、といった使い方になります。
発注証拠金額
発注に必要な証拠金額を指します。対象としては新規注文の発注時になります。
反対売買
買いポジションにいる場合、売ること、売りポジションにいる時は買い戻すことを反対売買と呼びます。
買いポジションにいて売ること転売(反対売買)する、といった言い回しもあります。
半値戻し
仮説の1つで、下落したトレンドでも下落の半分まで戻った場合は、盛り返す(下落前に戻る)ことを指します。
トレーダーの経験則からくる古くからの言い回しであり、1つの指標しているチャートの動きです。
日足
チャート分析のローソク足における名称の1つで、1日単位で表されるローソク足です。
その日に発生した値動きのローソク足で分析を行います。
必要証拠金
トレードを行う上で必要な証拠金です。
対象としては新規注文の発注額・発注済の建玉額から算出されます。
一度市場にエントリー(ポジション)に入ると出金はできません。
日計り取引
これはデイトレードのことで、その日のうちにポジションに入り、決済までの一連を終わらせることです。
日計り取引は1日1回もあれば1日複数回も一緒で、その日のうちにポジションを閉じることを指します。
ピラミッディング
ポジション中の買い増しや売りましを指します。言い方を変えるとポジションの拡大作戦。
コレはいけるぞ、と思い、最初100ドル分の買いポジションだったのが、追加でもう50ドル、100ドルと買い増ししていく様をピラミッディングと呼ばれています。
評価損益
任意の期間で計測した未決済分(ポジション中)の含み益(その時点でのレート)で計算した損益。
評価損益相当額
現時点での評価のための計算です。
トレードを開始した頃からの投資資産から現時点での利益(含み益も加算)したものを指します。
ファンダメンタルズ
国における経済・物価・失業・貿易など価値を図るうえで重要な事項の数字、総じて経済活動状況を示す数字や金額を指します。
国の通貨に投資するFXでは、その国の経済状況は重要な指標です。このことからファンダメンタルズは経済の基礎的条件と呼ばれています。
フィックス
仲値の決定のことです。仲値はユーザー向けの銀行レートのこと。
レートは分刻みで変動していますがその日の値段を銀行が決めてしまうわけです(変動してたら貿易も何も決済しにくいですよね)。
日本ではロンドンフィキシングといってロンドン市場が終了するタイミングで仲値が決まります。
ですので仲値によっては取引が活発なるため、投資家も動きが活発なる傾向があるため、重要な指標の1つとなっています。
含み益
任意の期間で計測した未決済分(ポジション中)がその時点でのレートで計算したとき利益が出ているものを含み益と呼びます。
含み損
任意の期間で計測した未決済分(ポジション中)がその時点でのレートで計算したとき損が出ているものを含み損と呼びます。
プライスリミット
注文するものが、指値・トリガー注文の場合、注文することができる価格の上下幅のことをプライスリミットと呼びます。
これは誤発注防止策として設けられており、基準額からかけ離れた注文により資産の急騰暴落を防ぐ役割を持っています。
ヘッジ取引
文字通り回避する取引ですが、例えば長期での現物の買いポジションがあるとします。
しかしこのポジションは下落の可能性があるため、損益分だけ取り戻したいので証拠金を用意し、新たにポジションを追加(買建)しておくことで保険をかけることにしました。これが代表的なヘッジ取引です。
ヘッジファンド
リスクを回避しながら運用を行うファンド(投資信託:投資代行会社)です。
投資家や資産家から集めたお金を1つにまとめ大口取引を行ってくれます。
儲けたお金は分配されます。
企業が多くの資本や投資を任せているファンドは、その企業名がついたりします(●●系ファンド、●●資本が入ったファンド、など)。
ポジション
買った、もしくは売って市場にエントリー中の状態を指します。
前者は買いポジション(買建玉)後者は売りポジション(売建玉)と呼ばれます。
別名ロングポジションとショートポジション。
一連のトレードの流れで例えると、通常は価値が低い時に通貨を買って、値上がりするのを待ちます。
その後、通貨を売ることで利確(利益化)するのが一連の流れです。
この値上がりを待っている状態のことを買いポジションと呼び、買ったままであるため未決済中とも言われます。
ボラタイル
市場の値動きが激しく不安定であること。
流動性の低い(あまり売れない)通貨は、売買が成立しづらい事から極端な売れ方をします。
このため価格変動が激しい様を「ボラティリティが高い」と表現しています。
トルコリラなどマイナーな通貨はそもそもの市場参加者も少ないため通常よりも高かったり、低かったりが起こりやすくなります。
ボラティリティを略してボラとも呼ばれています。
ま行
窓
チャート分析のローソク足における名称の1つで、ローソクとローソクの間に空くスペースを窓と呼びます。
通常であれば前日と翌日のローソクは隣同士にいるものですが、隣ではなくかけ離れた上か下かにローソクがある場合のことを指します。
数字で表すと前日始値終値が100~120円だったのに対し、翌日は始値終値ともに250~300円と飛んだ場合のことです(少し極端ですが)。
このように大きく上回った(下回った)場合に窓が発生します。
ちなみに窓が発生する要因としては政権が変わった、不祥事が起きたなどが挙げられます。
マーク・トゥ・マーケット(Mark to Market)
集計する時点で保有している資産を時価評価すること。
対象としては持っているポジション、ポジションの決済通量、証拠金、スワップ金利など取引で発生する全ての損益。
これらを計算し清算することです。
値洗い/時価評価ともいわれ、証拠金の確認のようなものです。
新規取引を行う上で証拠金不足だと取引できないため、この確認はとても重要です。
未払手数料
取引所やプラットフォームにて前日までに未払いとなった手数料、もしくは先物の場合、取引日においての手数料、またこれらの合計額のことをいいます。
メジャーカレンシー
ドルや円など流通の多いメジャー通貨のことを指します。
その他ユーロ、英国ポンド、スイスフランが5大通貨と言われています。
戻り足
下落した価格が復調していく様。
戻り足が早い・遅いなどで使われています。
もちあい放れ
相場が上昇と下落でもちあって(もみ合いになって)、どちらか片方に突き抜けた様。
相場の格言には保ち合いは離れた方につけ、という格言もあります。
や行
約定
注文を行った事(注文を約定した)・取引に入る・市場にてポジションをとった事(ポジションを約定した)と言います。
その後、決済・利確の注文を行って取引は一通り完了します。
ヤリ気配
業者が売る場合の売る値段。
または売りたい値段で売れてない状態を指します。
別名売り気配。売り注文が多すぎて値段が付かない状況の時に出す気配を指します。
有効証拠金
文字通り使える証拠金です。新規注文時に確認をするのですが、計算方法としては
口座残高+含み益(含み損)が一般的です。
有効比率
保有している証拠金とポジションの必要証拠金の割合を表しています。
別名、口座維持率とも呼ばれています。
この最低の比率が各プラットフォームや取引所で決まっており、基本は100%を下回るとロスカットが起こります。
輸入予約
ドルを買う予約のこと。
今日時点での相場価格で、1カ月後アメリカから製品を輸入する際のドルレートを取り決めします。
その支払日に予約したレートのドルで購入することができます。
揺り戻し
下落した価格が反転し、上昇に戻る様。
揺り戻し加速、揺り戻しが起こる、と言った使い方をします。
四本値
ローソク足の基本で、始値・終値・高値・安値の4つの価格のことを指します。
トレードにて最重要の値です。
陽のカラカサ
チャート分析のローソク足における名称の1つで、価格が上昇している時に表す陽線の1つです。
形としては始値と終値の差が少なく、上ヒゲがなく、下ヒゲが長くある状態。
チャートの底付近で出た場合は、この陽のカラカサから上昇に転じる傾向があります。
弱気
市場の下落が続いている状況。
投資家の心情としてもネガティブな状態を指す。
英語ではベアマーケット。
チャートが熊の爪のように上から下に振り下ろすような形で落ちていく様からベアとよばれるようになったそうです。
ら行
ラリー
相場が上げ下げを繰り返しながら、その幅が大きくなっていく様を指します。
チャートの様子が大と谷がラリーしているように見えるため、ラリーを繰り返している、といった金融用語で比喩する場合があります。
利食い
ポジションにエントリーし、決済する場合で利益が出る確定を利食いと言います。
反対に損が出る場合は損切が使われます。
流動性
流動性とは頻繁に売り買いが行われている様、あるいは取引相手が多く居て、売りも買いも多く、自分の希望通りの価格ですぐ買える・売れる状態を指します。
マニアックな通貨などは取引相手が少なくショートポジションに入ってもなかなか売れない場合があり、これを流動性が低いという言葉に置き換えられます。
利ざや
買値に対して売値が高くなり差額が生じた分を利ざやと呼びます。
資産を長期保存している場合でも含み益がある場合は利ざやと呼ぶこともあります。
どちらかというと証券用語になります。
両建て
同じ通貨ペアにおいて買いポジションも売りポジションも同時にエントリーしている様を言います。両建て注文と呼びます。
ルーニー
カナダドルの愛称です。カナダの硬貨には水鳥が描かれていますが、この水鳥に由来していると言われます。
レバレッジ
担保となる証拠金をプラットフォームの口座に入れておけば、少ない金額でも2倍以上の大きな取引を行うことができる金融独特の仕組みです。
例えば100万円の証拠金で2倍の金額分、つまり200万円としてポジションに入ることができます。
利確した際は利益または損失が2倍の額で生じるため注意が必要です。
レンジ相場
相場が上げ下げを繰り返しながら、同じ幅で推移していく様を指します。
一定の変動幅を1つのレンジ(深さ)として見ると分かりやすいです。
新規の材料(経済の動き)が読みにく、情報が少ない時ほど投資家も迷うため、一定のレンジで上下行ったり来たりを繰り返す傾向があります。
レバレッジ比率
計算式があり他人資本÷自己資本で求められます。当然ながらレバレッジは他人の資本です。
これが多いほど、リスクが高くなります。
ロールオーバー
直訳は乗り換えです。買いポジションや売りポジションを翌営業日まで延長保持することです。
ローソク足
始値、高値、安値、終値の4本値の値動きを時系列に沿って表示したものです。
ローソク足の状況を色々名前でよぶことがあります
陽の曲線と呼ばれるものは上昇の流れ、反対は過去の流れです。
ロング
買いのことをロング呼びます。ロングの由来は一度購入たのち、決済で時間かかるからロングと名付けられたようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一つのページに一覧としてまとめると膨大な量になりました。
初心 者が基本的に抑えておくキーワードは網羅しています。
関連するワードもついで載せていますので、ぜひ参考にしてください。