ポンドはドルに次いで世界で2番目に多く売買される通貨ペアですが、ドルほどの影響力は持っていません。
しかし 多くのトレーダーを引き付ける魅力があります。
ポンドの魅力とは何?
ポンドの仕組みを知りたい
ポンドの今後はどうなるの?
など、初心者が知りたい情報を入門 編としてまとめました。
ライター紹介
ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
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FX/暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい
ポンド円とは?基本的な仕組みとは
ポンド円は、イギリスの通貨であるポンドと、日本の通貨である円の相場を表しています。
つまり為替レートは、ポンドを1通貨とした場合に何円で取引されるかを示します。
例えば、1ポンドが150円であれば、ポンド円の為替レートは150となります。
ポンド円は、主に英国や日本を中心に取引されており、その動きは外国為替市場のトレンドを反映しています。
基本事項ですが為替レートは、需要と供給のバランスによって決まります。
需要が多い場合は為替レートが上昇し、供給が多い場合は下落します。
投資家やトレーダーは、ポンド円の為替相場の変動を利用して、利益を得ています。
例えば、ポンド円の為替レートが上昇すると、ポンドを買って円を売ることで利益を得るわけです。
逆に、為替レートが下落すると、ポンドを売って円を買うことで利益を得ることができます。
ポンド円が変動した例
ポンド円の為替相場は、多くの経済指標や政治的な出来事に影響を受けるため、相場変動が激しく、FXトレーダーにとって注目すべき通貨ペアの一つです。
例えば、 イギリスのEU離脱問題に関する報道や、英国の政治的な不安定さなどが、ポンド円の相場変動に影響を与えることがあります。
また、米国の金融政策に関する発表や、中国や欧州の景気動向に関する情報も、ポンド円の相場に影響を与えることがあります。
2016年の英国のEU離脱投票では、ポンド円は大きく下落しました。
これは、イギリスがEUから離脱することで英国経済に悪影響が及ぶとの懸念から、ポンドが売られたことが原因でした。
その後も、EU離脱問題に関する報道や、英国の政治的な混乱が続いたことで、ポンド円は大きな変動を見せました。
また、2020年の新型コロナウイルスの流行による経済の停滞や、政府の経済対策による景気刺激策に関するニュースも、ポンド円の相場変動に大きな影響を与えました。
このように、ポンド円の為替相場は、経済的な出来事や政治的な要因に強く影響されることが多いため、FXトレーダーにとって注目すべき通貨ペアの一つといえます。
ポンド円の特徴と魅力
例えば、ポンド円は 通貨ペアの中でも比較的値動きが激しいため、短期的な取引に向いていると言われています。
しかし、その一方で為替相場のレートの変動要因として、英国や日本の経済指標に加え、国際情勢や政治的な動きも影響を与えることがあります。
そのため、短期的なトレードだけでなく、長期的な見通しも考慮する必要があります。
また、ポンド円はスワップポイントが高いことも特徴の一つです。
FX用語でもあるスワップポイントとは、取引した通貨ペアの金利差に基づいて発生する利息のことで、ポンド円の場合は両通貨ともに高い金利水準を維持しているため、スワップポイントも高くなります。
これは、長期的なポジションを持つトレーダーにとっては魅力的なポイントとなるでしょう。
ポンド円の特徴
高い流動性:
ポンド円は、英国と日本を代表する通貨ペアの一つであり、外国為替市場で最も取引されている通貨ペアの一つです。
そのため、市場参加者が多く、資金の出し入れがしやすく、トルコリラやロシアルーブルと比べ流動性が高いという特徴があるためはじめての取引でも安定した外貨と言えます。
多様な取引スタイル:
ポンド円は、長期投資から短期投資まで、様々な取引スタイルに対応できる通貨ペアです。
例えば、テクニカル分析を用いた短期トレードや、基本的なファンダメンタルズ分析を用いた長期投資などがあります。
経済指標の豊富さ:
英国や日本は、経済指標が豊富であるため、ポンド円の為替レートは、様々な経済指標やイベントによってマーケットに影響を受けます。
例えば、英国のGDPや失業率、日本の金融政策や企業業績などが挙げられます。
高いボラティリティ:
ポンド円は、比較的ボラティリティが高い通貨ペアの一つでもあります。
そのため、為替レートが急激に変動することがあり、投資家にとっては利益の機会が生まれることがあります。
ポンド円の為替相場の変動要因とは
例えば、Brexit(英国のEU離脱)が発生した2016年6月のポンド円相場を考えてみましょう。
当初は、EU離脱が起こる可能性が低いという予測が主流で、ポンド円相場は1ポンド=160円程度で推移していました。
しかし、離脱が現実味を帯びてくると、ポンドの需要が低下し、ポンド円相場は1ポンド=120円程度まで下落しました。
その後、離脱が決定的になると、ポンド円相場は一時的に1ポンド=130円程度まで回復しましたが、その後は再び1ポンド=120円前後で推移しています。
このように、政治的・経済的なイベントが相場に大きな影響を与えることがあるため、投資家は常にニュースや経済指標に注目して、市場の変動に注意を払う必要があります。
ポンド円の為替相場の変動要因
経済指標:
ポンド円の為替レートは、英国や日本の経済指標に大きく影響を受けます。例えば、英国のGDPや失業率、日本の金融政策や企業業績などが挙げられます。
これらの経済指標が予想よりも好調であれば、為替レートは上昇する傾向があります。
政治的要因:
政治的要因も、ポンド円の為替レートに大きく影響を与えます。
例えば、英国のEU離脱問題や、日本の政策の変化などが挙げられます。
これらの政治的要因が市場予想と異なる場合、為替レートは急激に変動することがあります。
中央銀行の政策:
英国の中央銀行である英国銀行や日本の中央銀行である日本銀行が発表する政策金利や量的緩和政策なども、ポンド円の為替レートに影響を与えます。
これらの政策が予想よりも厳格であれば、為替レートは下落する傾向があります。
世界情勢:
世界情勢によっても、ポンド円の為替レートが変動します。
例えば、米国の金融政策や中国の経済成長率の変化などが挙げられます。
これらの世界情勢がポンド円の為替レートに与える影響は、複雑なものがありますが、為替レートに反映されることがあります。
以上が、ポンド円の為替相場の変動要因についての説明です。
投資家は、これらの要因を踏まえて、ポンド円の為替相場を分析し、投資判断を行うことが重要です。
ポンド円のチャートの見方と基本的なトレード方法
チャートの見方:ポンド円のチャートを見る際には、時間軸や価格軸を確認することが重要です。
時間軸には、1分足、5分足、15分足、1時間足、4時間足、1日足などがあり、価格軸には、為替レートが表示されます。
また、ローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートなどの種類があります。
例えば、ポンド円のチャートを見て、短期的なトレンドと長期的なトレンドが異なる場合があります。
短期的には上昇トレンドにあると思ってトレードを始めても、長期的には下落トレンドにある場合は損失を被ることがあります。
また、チャートにはテクニカル指標と呼ばれる分析手法がありますが、これを使いすぎてしまうと、過去のデータに過剰に反応してしまい、トレンドを逆にしてしまうこともあります。
トレードする際には、チャートを見るだけでなく、世界情勢や経済指標の発表などのファンダメンタルズ分析も重要です。
ポンド円はニュースに敏感な通貨ペアの一つであり、予想外の政治的な出来事などが起こると、急激な相場変動が起こることがあります。
したがって、トレードする際には慎重に分析を行い、リスク管理をしっかりと行うことが重要です。
ポンド円の基本的な分析・トレード方法
技術分析:
チャートを分析するために、技術分析を用いることがあります。
代表的な技術分析手法には、移動平均線、RSI、MACD、一目均衡表などがあります。
これらの技術分析を用いて、将来の為替相場の動向を予想し、トレードの判断を行うことができます。
基本的なトレード方法:
ポンド円の基本的なトレード方法には、以下のようなものがあります。
・スキャルピング:
短期間の価格変動を狙って、1分足や5分足のチャートを利用して、小さな利益を積み重ねる方法です。
・デイトレード:
1日を単位として、1日の値動きを予想して、トレードを行う方法です。
・スイングトレード:
1週間以上の期間を見据えて、大きなトレンドに沿ってトレードを行う方法です。
・逆張りトレード:
相場の逆方向にトレードする方法で、トレンド転換のタイミングを狙って利益を得ることができます。
ポンド円に注目するポイントとは
ポンド円に注目するポイントとして、季節的な要因があると言われています。
例えば、英国では 夏になると観光客が増えるため、ポンドの需要が高まる傾向があります。
また、年末年始や長期休暇に入る前後など、市場の流動性が低下する時期には相場が動きにくくなる傾向があります。
私自身も、年末年始にポンド円をトレードする際には、流動性の低下に注意しています。
特に、年末になると多くの投資家が利益確定のためにポジションを決済するため、相場の動きが荒くなることがあります。
そういった状況では、慎重にトレードすることが大切です。
ポンド円をトレードする際の注意点
リスク管理:ポンド円は、為替相場の変動が激しい通貨ペアの一つです。
そのため、リスク管理が非常に重要です。
トレードの前にリスク許容度を確認し、適切なポジションサイズを決定することが大切です。
ポンド円をトレードする際の注意点として、英国の政治情勢に敏感であることが挙げられます。
英国の政治情勢が不安定であったり、EUとの交渉が不調だったりすると、ポンド円の相場が大きく動くことがあります。
例えば、2016年のEU離脱投票の際には、ポンド円は約20円も急落しました。
また、ポンド円は通貨ペアの中でもボラティリティが高いとされており、急激な値動きが起こることも少なくありません。
そのため、十分なリスク管理が必要となります。
その他の注意点
ファンダメンタル分析:
ポンド円をトレードする際には、イギリスと日本の経済指標や政治的な出来事を注視することが必要です。
これらのファンダメンタルな要因が相場の動向に大きく影響するため、事前に確認することが大切です。
テクニカル分析:
チャートの形状やテクニカル指標の値などを分析することも重要です。
適切なテクニカル分析を行うことで、相場の流れを把握し、適切なタイミングでエントリーやイグジットを行うことができます。
スプレッド:
ポンド円のスプレッドは、他の通貨ペアに比べてやや高めに設定されている場合があります。
スプレッドに注意しながら、トレードを行うことが大切です。
時間帯:
ポンド円をトレードする場合、イギリスや日本の市場が活発になる時間帯に注目することが重要です。
その時間帯に相場が動きやすくなるため、トレードの機会が増えます。
ポンド円の今後の見通しと予測
例1:ポンド円は、今後もボラティリティが高い状況が続く可能性がある。
ポンド円は、ブレグジットの影響や両国の経済指標によって大きく変動することが多いため、ボラティリティが高いと言われています。
しかし、ブレグジット問題が一段落し、両国の経済指標が落ち着いてきた場合でも、ポンド円のボラティリティが下がるとは限りません。
したがって、今後もボラティリティが高い状況が続く可能性があります。
例2:ポンド円は、インフレ率の上昇により上昇する可能性がある。
インフレ率の上昇は、通貨価値の上昇につながる傾向があります。
英国のインフレ率は最近上昇傾向にあるため、ポンド円が上昇する可能性があります。
ただし、インフレ率が上昇しすぎると、英国の中央銀行が利上げを行う可能性があるため、その影響も考慮する必要があります。
例3:ポンド円は、米国の金利政策に影響を受ける可能性がある。
ポンド円は、米国の金利政策にも影響を受けることがあります。
米国の利上げが予想されると、ポンド円が下落することがあります。
逆に、米国の利下げが予想されると、ポンド円が上昇することがあります。
したがって、米(ドル)の金利政策にも注目する必要があります。
ポ見通しと予測を立てる方法
テクニカル分析:
チャートの形状やテクニカル指標の値を分析することも重要です。
例えば、長期的なトレンドや移動平均線の位置、サポートラインやレジスタンスラインの位置などを分析することで、今後のポンド円相場の方向性を予想することができます。
政治的な出来事:
ポンド円の今後の動きには、政治的な出来事も大きく影響します。
例えば、イギリスのEU離脱に伴う交渉の行方や、米国との貿易戦争の影響などが挙げられます。
ファンダメンタル分析:
ポンド円の今後の見通しを分析する際には、イギリスと日本の経済指標や政治的な出来事を注視することが必要です。
例えば、イギリスのGDPや失業率、物価指数などが好調であれば、ポンド円は上昇する可能性があります。
また、日本の景気動向やBOJの政策動向も注目すべき要因です。
世界的な情勢:
ポンド円の動きには、世界的な情勢も影響します。
例えば、米国の利上げや景気動向、中国やロシアなどの地政学リスクなどが挙げられます。
ポンド円のニュースやトピックスまとめ
ポンド円の為替相場に関する最新のニュースや注目すべきトピックスをまとめた記事を指します。
これには、ポンド円の為替相場の変動要因となる経済指標の発表や、重要な政治イベントのニュース、そして市場の動向に関する分析記事などが含まれます。
投資家やトレーダーにとって、これらの情報はポンド円の相場を正確に予測するために欠かせない情報源となります。
また、投資判断をする上でも、このような最新情報に常にアクセスしておくことが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ポンド円はドル/円に次ぐ人気の外国為替です。
ポンドが優れていることは理解できたと思いますが、実際に取引する際は下記にも注意が必要です。
為替のトレードでは基本、FX業者にて口座を開設し取引します。
各業者を比較する際は下記も大切です。
・金融先物取引業協会など協会に加盟していること。
・関東財務局に認定されていること
・手数料
・キャンペーン
・レポートの有無
・レバレッジの倍数
・約定の力
他にもFX業者が提供するツールやプラットフォーム 等にログインしてトレードしますので、セキュリティや個人情報保護の観点も確認します。
トレードする際は事前にFX業者が提供するデモなどで練習することをおすすめします。
無料で提供されていますので積極的に活用しましょう。
<注意事項>
※上記の知識・情報は金融庁・各FX業社の公式サイトに提示してある情報に基づき作成しています(2023 年1月調査)。
取引を始める際は、こうした表示が変更されている可能性もあるため、必ず取引所のサイトに記載されている詳細 コンテンツやルール・サービス一覧・最新情報を参考利用し、判断してください。
本記事はトレードの勝敗を保証するものではございません。
FXはスマホの環境さえあれば簡単に始めることができます。
しかし、ご存じのように儲かるだけでなく、リスクも伴います。
FXの会社に保証はなく、自分で資産を調整していかねばなりません。
資金の損失を防ぐため、トレードの経験なく、新規で始める方は相場の流れなど慣れるまで可能な限り少ない金額(少額)で入金し取引することをおすすめします。