暗号資産の小学校へようこそ!
学校の授業のように、初心者が暗号資産(仮想通貨)を始めるために調べたものをまとめました。
暗号資産は大手家電量販店をはじめ、国内200以上の企業が決済を導入しています。
次世代の通貨であり、金融商品。
知っておいて損はありません。
読者の皆さんはこんな状態ではないですか?
ブロックチェーン技術
マインニング、、、、
正直考えるのはやめました、わからなさすぎる
さらに、
ざっくりした形で認識しているが本質はよくわからない
だから「どうなるのよ!」
こういった状態ではないでしょうか。
本記事はこのアンサー記事として。
また、暗号資産の安全性を知りたい方、初めて話題に触れる方向けに分かりやすく解説していきます。
日本において、銀行にお金を置いておいても利子がほとんどつきません。どうせお金を置いておくなら、という人も多いのではないでしょうか。
日本には積立NISAをはじめとした投資金融商品があります。
暗号資産もその1つ。
暗号資産を利用して積み立をすることもできます。
暗号資産について相談する業者やサービスもあります。
※取引所・販売所は金融庁の登録がないと取扱 い販売できません。
方針や法により国民を守っています。
ライター紹介
twitter:@crypto_dog_jon
職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています
暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい
本題の前に
私たちのお金は自分で通帳に1000円と上手に書き加えても使えませんよね。
これは銀行という国が認めたお金を扱う機関が台帳に記帳しているからです。
ヤフオクで即決購入したお金も銀行を介して相手に入金されます。
ATMに行って送金の手数料を支払って。
でも、暗号通貨はそんな面倒なことをしなくてよい。
だって本来は1000円というデータを渡すだけだから(確かに)。。。
暗号通貨がお金に代わる2つの理由
貨幣の電子化が進んでいるのは周知の事実ですね。
●●PAYなど大分便利になりましたが、まだ銀行口座と紐づけしたりして、最終的には銀行口座を見ています。
なぜ暗号通貨なのか?
分かりやすく言うと
1 ニセ札(データ)が出回らない技術により個人間で直接送金することができる
2 銀行を介さなくてよい
という2つの理由があります。
便利で効率の良い点がそろっています。
なぜニセ札(データ)が出回らない
これにはブロックチェーンという技術革新が大きな要因です。
自分が送金したお金が書きかえられて相手に届いたら大変ですよね?
そもそもブロックチェーンとは何か。
生成の仕方、いわゆる取引(データ)がブロックになる様子を見ると理解できます。
例を見てみましょう。
表①
Aさんが100BTC持っていて、Bさんが持っていなかったとします。
A:100BTC
B:0BTC
AからBへ50BTCをあげました。
そうすると下記の取引データが生成されます。
「AからBへ50BTC」
こんな感じのものが世界中で生成されていると思ってください。
世界中で生成された取引 データおよそ2,000個が1個のブロック(フォルダ)にまとめられ暗号 化されます。
(1ブロック1MBと言われている)
※取引を匿名にすることもできる
前のブロックのハッシュ値が次のブロックに記録される
次に表①のような事前の存在するブロックから、ある関数(ハッシュ関数)を通して下記のようなハッシュ値というものが生成されます。
(固定の長さのランダムな文字を算出、出力された文字から、入力の文字は推測できない(不可逆)
このように前のブロック情報(ハッシュ値)を表②のブロック内に埋め込みます。
こうすることで「過去のブロック表①」と「新たなブロック表②」がハッシュ値で繋がる関係性になります。
これがブロックチェーンと呼ばれる構図です。
ちなみに1ブロック作成されるのに10分くらいかかります。
ブロックチェーンは改ざんが難しい
ブロックの中身を改ざんしようとするとハッシュ値を変える必要があります。
例えば
「AからBへ50BTC」あげました、のデータを
「AからBへ80BTC」あげました、へ改ざんしようとします。
当然、改ざんしたブロック内のハッシュ値が変わるため、次のブロックのハッシュ値が合わなくなり、その次も合わなくなり、、そうしている間に新しいブロック(10分に1個)ができてこれも、、、
そのブロックに繋がる全てのブロックを改ざんする必要があります。
このように膨大な労力(大量の計算)であるため、 99.9%改ざんは難しい と言われます。
今まで銀行が代わりにしっかり記録し、不正が起こらないように管理していたのが、この技術によりいらなくなってきています。
信用があると銀行を介さなくてよい
なぜ暗号資産なのか?もう1つの理由は銀行を介さない取引ができる点です。
お金は大昔から家に置いておいたら盗まれたりトラブルの元となっていました。
江戸時代、こうして生まれたのが大福帳です。
財産である小判を有力な商人の蔵に預け、ものを購入した証拠を台帳だけでやり取り(小判は動いていません)する文化が生まれます。
まさしく銀行ですね。
この台帳、現在は電子記録になって信頼の高い銀行が管理しています。
ノードによりさらに難解に
ノードとはブロックチェーンデータが入るPCのことです。
ノードは世界中に点在していてビットコインだと4万ノードあるといわれています。
それぞれが同じブロックチェーンのデータを持ってネットワークでつながり監視し守っている状態です(中央の管理者がいない)。
ここが分散型管理といわれる所以で、監視していて不正検知がすぐにできます。
この4万ノードの中に ビットコインという1つの通帳を共有 しているイメージです。
よく例えられるのが「1つの通帳を世界中のノードで共有する」と言われています。
AさんがB店舗でピザを10BTCで買った記録はブロックチェーン上で公開されます。
先ほど触れた複数の端末(ノード)による分散した全く同じ通帳にB店舗に10BTCあることがみんなで共有されます。
これを分散型台帳と呼んでいます。
こうして、インターネットを通じて世界中のお店やネットショップ・個人間で両替せず直接お金のやり取りをすることができます。
(直接送れる仕組みをP2Pピアツーピアと呼ぶ)
つまり、送金・決済・仲介の各種 手数料がいらなくなるため、ユーザーにとって便利でコストが低いものとして認識されているのです。
※今回は参加の仕方、鍵などの話はいったん置いておきます。
より複製しにくいものが貨幣になってきた
貨幣というのは複製しにくいもの、みんなにとって価値がありそうなものが選ばれてきました。
石<貝<金銀銅の小判<紙幣、
ここまで読まれた方はすでにお気づきかと思いますが、複製されにくいブロックチェーンの仕組みや技術が貨幣のやり取りにも活用できるという訳です。
そう、暗号資産は
ただのコインの電子記録であって、
ブロックチェーンの仕組みで守っているだけのもの。
「改ざんされにくい」という優秀なブロックチェーンというガードマンのお陰で
その他、証券や債券、証明書、ポイント、権利、契約書 等 固有のものを記録し保持することも検討されています。
台帳に記録するマインニング作業
マインニングは一言で言うと 「ブロックを作成する試み」 です。
この試みを世界中にあるビットコインの端末ノードを運営している人達が行っています。
別名マイナー(マインニングを行う人たち)と呼ばれていて
実はこの作業と引き換えにビットコインを報酬としてもらうことができます。
円やドルはその国が発行してくれますが、暗号通貨そのものはマイナーが発行の役割を果たします。
他の取引情報を承認、その報酬としてBTCが生成されるのです。
ネット上で
「今日は1回マイニングしたゾ。0.0015ビットコインGET!」などが散見されます。
こんな感じでやろうと思えばできるくらい取引がゴロゴロしてるわけですね。
ちなみに10分に1個のブロックが生成される=BTCが発行されていることになります。
※ビットコインは2100万枚が上限と決まっており既に8割の約1700万枚が発行されています。上限があるから価値が高まり金融としての商品の認識が強い。国としても変動も起きているため注意を促している。
※2022 1BTCは日本円に交換すると200万円!0.001BTCは2,000円の計算になる。
円などの法定通貨に比べ数が少ないだけに、投資家も勉強する(上限があるからこそ価値がある)。
マイナーは個人でも誰でも参加できる
マインニングは誰でも参加できます。
ブロック作成の際、「総当たりの計算」を行う必要があるため、専用のマシン(PC)が必要です。
ただ暗号資産の開発者側は、シンプルだからこそ悪意から危険を回避しなければなりません。
この対策としてほぼ全ての暗号資産はコンセンサスアルゴリズム(合意方法)が採用されています。
・ブロックチェーンをだれが作るか
・誰が正しいブロックを承認するか
この合意方法は暗号資産毎に定義が異なります。
ビットコインではProof of Work(プルーフオブワーク)と呼ばれる方法が採用されています。
早く終えたものだけが総どりするシステム
PoWは計算競争です。
ビットコインではPoW方式で「新しいブロックを作成できる人は一人まで」がルール。
競争なのでマイナー達は1台数十~数百万円の専用PCを24時間稼働してマインニングしているのが現状です。
それと同時に、大量の計算は大量の電力がかかります。
高機能のPCなど設備投資も含めると個人でマインニングする際はマインニング収入VS電気代や設備投資(コスト)となるわけです。
現在のマイナー達は電気代の安い国を探し設備を整えたり、外注したりして企業が事業として大規模に行っている(マインニング工場)のが基本となります。
(ちなみに全世界マイナーの半分以上が中国と言われている)
流れ
取引や送金が発生<
世界中のマイナーが一斉に計算を開始して一番最初にブロック作成したマイナーがビットコインプログラムに提出<
他の計算者にブロック(ナンス値)を見せて正しいか判断してもらう<
正しいことが認められ新ブロックが完成<
チェーンを繋ぐ権利を得る<
チェーン化すると報酬としてビットコインがもらえる
上記が10分間毎に発生していています。
このように承認するのは一緒に計算していたマイナーなんですね。
※マインニングは英訳すると「採掘する」という意味ででてきます。計算を必要な値を探し当てる様子がにていることからそう呼ばれています。
まとめ
もう一度ブロックチェーンの優位性を確認しましょう。
記録の完全性が保証される
チェックが自動化される
複数機関でチェックする
参入がしやすい
維持も低コスト
セキュリティ脆弱性が少ない
だから
仲介人や第三者委託機関が不要
チェックコストが少ない
契約書・証明がいらない
従来のシステム連携
運用者が完全性を保証しなければならない
定期的なチェックが必要
参入が高コスト
内部犯行によりセキュリティが破られる
暗号資産の安全性を理解するにはブロックチェーン・マインニングを学ぶ必要があります。
少しシステム関係であるため、この前段学習が難しく筆者も苦労しました。
下記の本はとても分かりやすく、理解が進みました。
WHY BLOCKCHAIN
ブロックチェーンは暗号資産の話題性が強いですが、この技術はほかにも応用されています。
世界のトヨタも「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」を立ち上げました。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31827409.html
その他、ゲーム・特定のコミュニティに係る話も散見されました。
利便性・平等性が高性能であることからビジネスチャンスであり、堅牢性が安心を担保しているんですね。
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