【解決】FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識

FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識 FX
FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識

Foreign:外国

Exchange:交換

 

FXは「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のことを指します。

本記事は超初心者向けのFX解説書です。用語含め詳しく解説します。

ライター紹介

ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon

職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
IT補助金も案内しています

暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい

FXとは何の略か?

【解決】FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識
 

Foreign:外国

Exchange:交換

つまり、 外国為替証拠金取引(Foreign Exchange Margin Trading)のことを指します。

 

これは、日本円で米ドルを交換(買う時)に、差分が生じます。

つまり通貨を売買することで為替差分を狙った取引をFXと呼びます。

 

ちなみに上の例でいくと、手元にドルがあるように聞こえますが、実際は自分の口座に即座にドルは入金されません。

FXのできるプラットフォーム(取引所)のデータ上で仮想取引を行います。

この時、プラットフォームに預ける証拠金を元に取引を行います。

 

このように

「外国為替」で「証拠金を使った取引」=Foreign Exchange Margin Trading=FX

となるわけです。

 

FXの市場では世界中の投資家が通貨を売買するため、相場といって取引により毎分毎秒、価格が変わります。

相場を決める市場は下記の時間から動きます。

日本円:
東京外国為替市場9時~17時

ユーロ:
ロンドン市場16時にスタート

ドル:
ニューヨーク市場21時にスタート

24時間取引が可能で、各市場が動くタイミングで投資家も集中して売買を行います。

証券会社の担当などを介さず、自分のスマホで、しかも小口取引が可能であり、初心者でも取引を始めることができます。

意味を理解する

FXをやる理由は人それぞれで異なります。

利益を得るため

多くの人はFX取引によって利益を得ることができるため取引を行います。

異なる通貨同士を交換することで利益を狙う金融取引になります。

市場には中央銀行・個人投資家・金融大手機関まで様々な投資家が参加します。

企業投資の一部として

法人が投資の分散として、FXを取り入れます。

企業において投資は株式や債券、有名なのは不動産です。

FXもその1つで、多くの収入源(ポケット)を持つことは、事業のリスクを含む収益分散化ができるため、会社全体のリスクを軽減することができます。

為替リスクのヘッジ

越境取引を行う企業は、日本円の価値がさがれば、輸入品(例えば家具)は、より多くの日本円で買わなければなりません。

この為替リスクをヘッジ(分散)するために、FXにて外国通貨を持っておくことがあります。

楽しみ

FXトレードは、それこそ世の中の動き(市場の動向や経済指標など)を研究し、仮説を立て投資します。

研究熱心な方は知的好奇心を満たすために、趣味で楽しむ人もいます。

FXの歴史と発展

【解決】FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識
 

FXの歴史は50年以上。

1970年代以降に発展してきました。

FXの歴史と発展を時系列で振り返ってみます。

 
1971年
世界大戦後にドルを基軸に各国の通貨の為替レートがきまりました。

これをブレトンウッズ規制と呼びます。

しかしベトナム戦争でのアメリカの金融危機により制度は崩壊。

これ以降で、各国通貨の変動相場制(価値は市場が決める形)が導入されました。

 
1973年
ドル・円相場が自由な変動相場制に移行した事がFX市場の始まりと言われています。

シカゴにあるマーカンタイル取引所(CME)で行われたドル、円、ポンド、マルクなど7通貨の売買がFXの始まりです。

 
1980年代
金融自由化が進んでいくと、投資家が市場に散見されるようになります。

ただこの時期は取引手数料が高いため、法人や大手といわれる投資家だけがFX市場にエントリーしてる閉鎖的な環境でした。

 
1990年代
取引所も多くなり、個人の投資家でもFX市場に参入しやすくなります。

特にインターネットの普及により、ネット証券やネット銀行といったインフラが確立。

FX専用の口座が提供され、証拠金による仮想取引が実現しました。

 
2010年代
スマートフォンの開発、また24時間の取引が可能になり、世界中の市場へ簡単にアクセスできるようになりました。

こうした背景は当時の円安傾向(1ドル70円台)も追い風となります。

保険や積立等でも外貨を絡めた商品が普及しました。

FX人口が増えたのは、ネット広告の普及、取引所のサービス普及、円安などにより個人投資家の目に触れるようになったのも1つの要因です。

FXが流行る理由

貯蓄では足りない、日本の平均年収は下がっていくばかり。

老後を考えると、実は非常に厳しいものがあります。

図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)
令和2年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)を掲載しています。

このことから貯蓄率は、2013年を境にずっと上昇しています。

 
2020年のデータでは、日本の預金貯蓄率はなんと15.5%で、過去最高クラスを更新。

老後2000万円問題、高齢化など、様々な要素が絡んでいます。

日本経済研究センターより
https://www.jcer.or.jp/j-column/column-saito/2022021.html

こうした背景から副業推奨、投資への参加などが流行った時期でもあります。

 

ただ、投資といっても株式投資・不動産はリスクが高くなり、専門性の強い分野です。

それに比べるとFXはインターネットを駆使するだけで、スマホで手軽に取引ができるため、仕事や家事などの合間に取引を行うことができます。

 

個人が資産を増やすことができる、なにより 新規参入しやすい投資方法であるため広がりをみせました。

また、FXでは軍資金がなくてもレバレッジ取引といって自分の持つお金の25倍の取引を行うことが可能です。

 
このような障壁の少ない投資だからこそ、低所得層も含めて魅力的に映るのかもしれません。

副業でできるFX

FXは、副業としてやりやすい投資の一つでもあります。

それを示す理由が以下です。

取引時間自由

前途の様に、FXは24時間営業・各国様々な時間で市場がオープンする・世界中の投資家と取引が可能です。

そもそも本業が忙しいのであれば、お昼休みや、帰宅後など自分に合わせた時間に取引を行うことが可能です。

 

トレード手法も色々あり、秒、あるいは1分などで取引を行うスキャルピングといったものもありますので、自分に合ったスタイルを選択できるのも1つです。

サラリーマンに限らず主婦、法人の代表でもスマホ1つで、時間を上手く利用してできる投資になります。

1万円以下から開始できる

小額からなれるFXトレードは、小額から始めることができます。

証拠金として入金する金額も数万円からと

誰でも参加できる

FXトレードは、口座を開設できるのではれば、原則、誰でも参加することができます。

ただし、以下の条件が必要になります。

 
・18歳以上であること

・審査があり、本人確認書類の提出が必要

・小規模のトレード用のお金(証拠金)の入金

 

※FX取引は投資の一つであり、一定のリスクが伴います。

※取引所によっては審査に通らない場合があります。

その要因は様々ですが、条件を満たさなければアカウントを開設することができない場合もあります。

デモ口座の存在

初めての方でも取引ができるよう、取引所のサービスとしてデモ口座があります。

文字通り仮想の口座にて本当の市場で練習できるわけです。

こういったサービスを利用して、トレード経験を積むことをおすすめします。

FXを始めるために必要な資金

通常のFXは 1000~10000通貨単位からスタートする必要があります。

 

人気の1米ドルが100円の場合、10~100万円の証拠金が必要になります。

(トルコリラ・メキシコペソなどは7円~10円)

はっきり言って100万円用意するのは至難の業です。

 
しかしFXではレバレッジといって元金の最大25倍までかけることができるため、 100万円の25分の1である4万円から始めることができます
(1000通貨に対するレバレッジ25倍だと4000円スタート)。

それでも4万円や10万円を用意するのは大変だと思います。

日々の買い物や通信・食事代を差し引いて、投資のための資金を確保しなければなりません。

 
この元金のことをFXでは証拠金と呼びます。

証拠金は各取引所・取引業者によって最低限の設定が異なります(通貨単位で表記されている場合が多い)。

レバレッジ取引のリスク

トレード初心者は、証拠金以上の金額を投資するレバレッジ取引に注意する必要があります。

なぜなら、あってはならない事ですが損側になった場合、レバレッジをかけた分だけリスクをともないます。

自分の資金はいくらなのか、許容範囲はいくらなのか、ベテラントレーダーは最悪パターンを想定して市場にエントリーしています。

リスクに対する十分な認識を持つことが大切です。

FXが儲かる仕組み

FXトレードが儲かる理由はとてもシンプルです。

例えばドルの価格が上昇すると予想した場合、ドルを買うために円を出します(売ること)。

 

1ドル130円だったものが150円になった場合、差分20円が利益です。

1,000ドル持っていたら20,000円の儲けといった計算式になります。

 

逆にドルの価格が下落すると予想した場合、円を買うためにドルを出します(売ります)。

これはシンプルに円を持っていた方が得だからです。

少ない円で沢山のドルが買えるため、この時に買い込む人もいます。

 

外国為替市場は、価格が常に変動しています。

上記のようにドルと円、ユーロと円、はたまたドルとユーロの具合で、差分で儲ける取引になります。

価格の予測は世界やその国の経済状況や政治情勢、金利の変動などによっても影響します。

このためFXトレーダーは、常にこうした情報にアンテナを張っておき、 価格変動を予想して自分が持つべき通貨を決めているわけです。

 
この予測が当たってくると、前途したレバレッジの仕組みを使って大きな取引を行います。

少額の資金で大きな利益を狙うわけです。

例えば、1万円で25倍のレバレッジをかけた場合、25万円分の取引を行うことができます。

しかし価格変動によっては損失を出すこともあるため、トレードに必要な知識と経験を身につけてから挑むことが大切です。

スワップポイント

【解決】FXは何の略?小学生でも分かる基礎知識
 

銀行でいう利息の様なものです。

読者の皆さんも金利が高い所でお金を預けますよね。

 

例えばトルコリラと呼ばれるトルコの通貨を持っている(ポジション中)だけで金利差分が収入として入ってきます。

トルコリラを1年持っておくと下記の収入を得ることができます。

 

現在の金利は

トルコリラ8.50%(6.96円)

日本:-0.10%
(2023年2月時点)。

差分は8.60%。

 
つまりスワップポイントの計算方法として、為替レート(6.96円)×通貨数量(10,000)×8.60%=5,985円

5,985円を得ることができます。

 

このような状況を見ると、銀行に預けるよりもお得と感じた人がFXを始めています。

ちなみに、このスワップポイントだけでトレードする投資家も存在します。

※取引所や取引業者によってはスワップポイントが定額の場合もあります。

おススメの通貨

どの通貨を取引するかは、自身の投資目的、リスクの許容範囲(予算)、さらに市場の状況によって幾重にも変わります。

一般的には、主要通貨と呼ばれる安定したドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなどが流動性(売り買いが多く行われる様)が高く、参加するトレーダーも多いため、傾向がつかみやすいと言われます。

逆にマイナー通貨と呼ばれるメキシコペソ・韓国ウォンはトレーダーも少ないため、変動が大きいと言われます。

FX取引は、まず安定している主要通貨(メジャー通貨)でリスクを減らすことが大切です。

FXの始め方

FXトレードを始める前に、まずは基礎知識を学ぶことが大切です。

下記にまとめました。

 

FXとは何か、通貨ペアとは?

為替レートとは?

FXの注文方法や決済方法、市場の取引時間。

テクニカル・ファンダメンタル分析などの分析方法。

リスク管理の基本、世界の情勢。

FXの用語を知ると各種記事も読めるようになります。

【初心者はじめての方でも分かる】FXの用語辞典コンプリート
「金融の用語って何?」初心者やはじめての方でも例を参考に徹底的に分かりやすくしました。ライター紹介ライター:ITジョンtwitter:@crypto_dog_jon職歴:WEBマーケター12年(通販WEB責任者6年、代理...

基礎知識がないと、いざ勉強を始めても分からない言葉ばかりで挫折します。

 

でも、調べる方法はたくさんあります。

ネットでの情報検索。

YoutubeによるFX学習。

書籍、セミナーなど、活用はたくさんあります。

業者を選ぶ

基礎知識を学んだら、FXの業者を選び、アカウントを開設します。

ユーザーが直接市場にでて売り買いできるわけではなく、業者のプラットフォームを利用してトレードを行います。

FX業者は国内だけでも70近くあります。信頼できる業者を選ぶことが大切です。

選ぶ際のコツ

・最小取引 通貨単位(1lot1000通貨など)

・取引ツールの使いやすさ(チャートの見やすさ)

・スプレッド(為替の差分)

・スワップポイント(単価)

口座開設の必要書類

・本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)、マイナンバーカード

※各種業者のHPで必要事項を入力し、審査があります。

審査に合格すればアカウントができますので、口座情報やパスワードが送付されます。

証拠金を納める

アカウントにお金を入金します。

銀行振込やクイック入金サービス等を利用します。

簡単ですが、FXトレードを始めるための基本手順です。

FXのリスク

FXトレードには、様々なリスクが存在します。

価格変動リスク
市場の相場変動が起こり、買った時より売るときが安くなる現象が起こります。

結果的に投資した元本が減少します。

 
通貨価値変動リスク
その国で金融危機が起こると価値が一気に暴落することがあります。

通常の変動ではなく、その国の通貨のそものの価値が下がるリスクがあります。

 
金利変動リスク
金利が高い所にお金を置けば、当然金利分が収益になります。

ですので金利の変動は通貨の集積に非常に密接な関係を持っています。

 
政治リスク
政治は通貨に影響します。

例えば国の首相が変わる、中央銀行総裁が変わるということは政策が変わる可能性があります。

例えば首相が国を守るために金利を上げるぞ!と言ったら、その国のお金を買う人が増える可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

FXとは「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のことを指します。

外国為替で利益を上げるには、基礎知識を知り、リスクを知ることが大切です。

スマホで取引ができる環境があれば、だれでも参加できるのがFX。

損しないようにまずは少額でテスト的に行う方が無難です。

※上記の情報は各社の公式サイトなどをもとに作成しています(2023 年1月調査)。

取引を始める際は、過去の情報になっている可能性もあるため、必ず取引所のサイトに記載されている詳細や最新情報を参考にしてください。

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