【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?

ビットコイン事件による暴落急騰の全て 暗号資産
ビットコイン事件による暴落急騰の全て

本記事は

ビットコインの事件と金額の変動を簡単に学ぶことができます。

近年は暴落のニュースやツイートであふれています。

筆者が学んだことは、

 
一概に物事の片面だけみて判断するのは危険
 

ということです。

 

調べてみた結果、下記に2つの事実があります。

仮想通貨(暗号資産)を始めたばかりの人は驚くかもしれませんが

1つ目は、
国内・海外において事件というのは結構頻繁に起きている事象です。

2つ目は、
時価総額79兆円(2022年)と日本国内最大手のトヨタ自動車の3倍以上になっているデータも事実です。

 

そんな中で、

「ビットコインは危険だ」

になっているのは果たしてどういうことなのでしょうか。

米国の先をいくカナダでは国民の13%が仮想通貨を保有しています。

カナダ中銀、仮想通貨ビットコインの保有状況を調査
カナダ中銀は、仮想通貨ビットコインなどの保有動向についてレポートを発表した。2021年に同国のビットコイン所有率が急増。

今回は事件を一覧にして、分かりやすく解説していき、

事象によって何が価格を変動させたのか。まで深堀していきます。

業界の過去を紐解けば、その対策も立てることができますので最後までお付き合いください。

コインチェック

コインチェック

ライター紹介

ライター:ITジョン
twitter:@crypto_dog_jon

職歴:WEBマーケター12年
(通販WEB責任者6年、代理店6年)
現職:SNS系WEBマーケ会社勤務
今まで担当したHP:300種以上
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暗号資産の大海原に飛び出した小舟を助ける記事でありたい

ビットコインは何倍になっているの?

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
年表形式で暴落 高騰を見ていきましょう。

(第1バブル)
2009年10月 0.07円
2010年10月 15円
2011年6月 1,200円(17,150倍)
2011年11月 230円

(第2バブル)
2013年1月 1,200円
2013年4月 15,000円
2013年10月 20,000円
2013年11月 120,000円(10倍)
2014年4月 45,000円

(第3バブル)
2017年6月 300,000円
2017年10月 860,000円
2017年12月 2,200,000円(7倍)
2018年3月 700,000円

(第4バブル)
2020年9月 1,200,000円
2020年12月 3,500,000円
2021年3月 6,500,000円
2021年10月 6,900,000円(5倍)
2022年6月 2,500,000円

※分かりやすく端数削除

このようにピークを作りながら徐々に額を増やしていっています。

約半年で何倍も増えたり減ったりする様は金融商品でも経験のない、かなり極端な出 方です。

取り扱いの様々な注意喚起が行われています。

参考サイト:bitcoin日本語情報サイト
https://jpbitcoin.com/about/history_price#87

bitbank
bitbank(ビットバンク)

上昇している一番の要因は認知度

世界中で使う人が増えれば、ビットコインを買う人が増え るため、価値が上がっていきます。

現在、法定 通貨 以上の価格になってしまった要因は 加熱報道、またスマートフォンの普及により オンライン 投資環境(アプリ)が整備された背景もあります。

ビットコインをよく理解していない人が噂にあおられて購入している状態が散見され、こういった様を彼のビルゲイツが「大馬鹿理論」と名付けています。

例えるならば「勢いで買ったダイエット器具」が数カ月後、家のすみっこに放置されているイメージです。

ビットコインの目的はこちら
https://zaitaku.media/what-crypto/

下がる要因

ものの価値は市場の流通量や需要と供給だけで決まります。

その需要と供給が下記のような情報でコロッと変わってしまうのが市場です。

流出やハッキング事件によるもの

流出ニュースが流れると、

・投資家が買わなくなります(盗難にあうコインをわざわざ買わない)

・投資家が売りを強めます(もってても怖いから撤退)

・上記の流れで価格が下がるため、下がる前に売る人が増える

こうして市場に沢山の売り注文があふれるため、結果価値が下がっていきます。

取引所の信用問題は最も大きな要因です。

その他

・国の規制開始直後

・著名人(イーロン・マスク)のツイート

・会社(取引所)の経営や方法

仮想通貨の歴史が浅いがゆえに、ちょっとしたことでも揺らいでしまうのが現状です。

仮想通貨/暗号資産の事件年表

それでは、ビットコインが変動するきっかけとなる国内や海外の事件・事象を山場毎に見ていきましょう。

価格の見方 ポイント

値段が上がる場合:買い注文が多くなる=売っているコインが少なくなる

値段が下がる場合:売り注文が多くなる=売っているコインが多くなる

下落を例えるなら「売れない商品」が3個セット、とかで定価以下で売られているイメージです。

参考サイト:bitcoin日本語情報サイト
https://jpbitcoin.com/about/history_price#87

仮想通貨の事件 2010~2012年

2010年7月 1840億BTCが偽造される
2011年4月 TIME誌にBTC特集が組まれる

2011年6月 マウントゴックス事件
2012年11月 WordPressがBTC決済を採用

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
この間の推移5円→1489円→169円→1000円

この期間はビットコインが5円だったのが1000円になる第一次バブル期になります。

1年以内に200倍の値段になるわけです。

「これってお金なのかな?」仮想通貨がまだ、そんな時代に最初のハッキング被害が起こります。

実はこれって取引所うんぬんではなく、ブロックチェーンそのものの脆弱性が原因でした。

すぐに対策チームが対応して事なきを得ているので、幻の1840億BTCになっています。

有名なTIME誌にも掲載されて投資家が面白半分で投資しはじめ、5円→284円となり最初のバブルの始まりです。

バブルピークは1489円。

しかし、この後、最も有名なマウントゴックス事件(東京)が発生し、当時の最大の取引所とあって875万ドル以上の被害を出してしまいます。

事件から2カ月後の11月には1489円→169円まで下落しました。

ですが2012年に入ると世界最大のHP制作システムWordPressがBTC決済を採用したことがプラスの要因となって169円→1000円台まで回復しています。

仮想通貨の事件 2013~2014年

2013年3月 キプロス危機
2013年10月 検索サイト百度(バイドゥ)がBTC決済を採用

2013年12月 中国政府によるBTC禁止
2014年2月 マウントゴックス閉鎖
2014年7月 DellによるBTC決済を採用
2014年12月 マイクロソフトによるBTC決済を採用

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
この間の推移1.6万円→10万円→3万円→4.5万円

この期間はビットコインが1.6万円台だったのが10万円になる第2次バブル期になります。

1年以内に10倍の値段になるわけです。

金融 危機の影響で一気に知名度が上がった時期です。

世界の富裕層がタックスヘイブン(無課税)として使っていたキプロスで金融危機が起こります。

いわゆる無課税から一転、預金封鎖や課税アップの実施です。

この 避難場所が仮想通貨になりビットコインの価格は一気に跳ねます。

危機前は4600円→最大15000円まで上がりました。

これを機に検索サイト百度(バイドゥ)がBTC決済を採用をはじめ、さらに知名度が高まったことが要因となり、2013年10月から11月の間で17000円台→10万円台にまで上がります。

その後、中国政府によるBTC禁止が発令され、一時的に下がるも、bitFlyerやbitbankの取引所が開設、マイクロソフトが決済を採用など6万円台で推移します。

仮想通貨の事件 2015~2016年

2015年1月Bitstampがハッキング被害
2015年6月ニューヨーク州にてBTC取扱いがライセンス制に

2015年10月欧州司法裁判所による課税対象外承認

2016年8月Bitfinexが盗難被害

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
この期間はビットコインが6万円台だったのが9万円になる第3次バブル期の走りになります。

またもや取引所のハッキングを受け、一時2.5万円まで下がります。

この頃はニューヨーク州のライセンス制度に始まり、上昇の転機となる欧州の課税対象外承認があります。

公的に支払い手段として認められたことから5万円台まで回復。

一時は8万円まで到達しましたがBitfinexが約70億円の盗難にあい、5万円に低下。

※被害にあったユーザーには米政府から返金、また盗難したBTCは回収できている。

仮想通貨の事件 2017~2018年

2017年4月 「改正資金決済法等」施行
2017年12月 世界最大規模のCBOE(シカゴ・オプション取引所)、先物取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の参入

2018年1月 Facebook広告掲載禁止
2018年1月 コインチェックがハッキング被害

2018年3月 google広告掲載禁止
2018年3月 twitter広告掲載禁止
2018年9月 Zaifがハッキング被害

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
この期間はビットコインが5万円台だったのが170万円になる第3次バブル期になります。

日本で広がるビットコインに対して初めて国が介入しました。

いわゆる「改正資金決済法等」取引所の登録制がスタートします。

世界では薬物やマネーロンダリングで悪用されるケースが散見されるためです。

ある意味ユーザーが守られるようになった仮想通貨。

この現象はプラスに働き徐々に値上がりしていきます。

30万円台に突入した頃にGMOコインが稼働します。

ここから恐ろしいような値上がりで2017年8月時点で50万円だったのが12月には220万円台となります。

この頃にdmmビットコインが開業、同時に詐欺が横行したためFBをはじめとする各社デジタル広告は一斉に禁止となりました(後、FBは規制緩和を行う)。

ここで起こったのが2018年1月、 コインチェック社にて仮想通貨ネム(XEM)盗難事件です。

およそ580億円の被害を受け、市場は弱気になり100万円前後を推移することとなります。

さらに2018年9月、Zaifがハッキング被害を受け40万円台にまで落ち込みます。

仮想通貨の事件 2019~2020年

2019年4月 Binanceがハッキング被害
2019年11月 Bitmexで顧客のメールアドレスが流出

2020年3月 WHOより新型コロナウイルス発表

2020年4月 呼称変更:仮想通貨は暗号資産へ

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
第4次バブルの走り。価格は平均300万円台となる。

値動きの桁が100万円単位での急激な利益・損失を発生させたのもこの頃です。

昨年より立て続けに起こるハッキング事件、ついには世界大手のBinanceも起こってしまいます。

しかし負けずビットコインは再び上昇し100万円前後を推移。

こうしていくうちにコロナショックが起こり世界はパニック状態へ。

2020年9月までずっと100万円だったものが世界中で外出禁止となったタイミングも追い風となり、再び上昇することとなります。

3ヵ月後の12月には過去最高値を上回る勢いで年末は300万円台を記録しました。

仮想通貨の事件 2021~2022年

2021年2月 テスラ社15億ドル分購入
2021年3月 NFTアートが歴史的な高値で落札

2021年4月 米コインベース、ナスダック上場

2021年9月 中米エルサルバドルがビットコインを法定通貨

2021年11月 ビットコイン価格が過去最高値を記録

2022年1月 ロシア中銀が国内における暗号資産の利用およびマイニングの禁止を提案

2022年7月 テスラ社保有するビットコインの75%を売却

2022年11月 FTXグループが破産申請

【最低これは知っておこう】2023年までのビットコイン事件による暴落急騰の全て 一体今は何倍になっているのか?
 
波乱の2年間です。

チャートの横軸は最低でも200万円以上。

2021年2月はテスラ社による15億ドル分購入が行われました。わずか1カ月で630万円台になります。

ただ高値は一瞬で同年5月には380万円台で落ち着きを取り戻したかに見えました。

7月にはまた上昇気流に乗っていき、そしてついには仮想通貨取引所がNASDAC上場します。

2021年9月中米エルサルバドルがビットコインを法定通貨にしたタイミングでは足踏みしましたが同年11月には過去最高値700万円台に到達しました。

この頃からロシアの侵攻が耳に入るようになり、ついには戦争に入ります。

これを機に300万円台にまで下がりました。その後も信用度がつかず推移します。

そして追い打ちをかけるようにFTXの破綻(CEOが悪さしていた可能性)終値が230万円となります。

半減期

4年に一度のタイミングで半減期という、新たなコイン発行数が半減される次期があります。

実はすでに3回起こっており、相場は読みやすいと言われています。

その理由が、 いずれも一度下降し、以降上昇するとう現象が起こっているためです。
(2020年の半減期の後、過去最高値を記録)

市場に出回るコイン数を調整することで需要と供給のバランスを保っています。

国家などの中央銀行が関与しないデジタル通貨ではシステムがコイン発行を行っています。

ちなみにコインはマインニング作業によってシステムから報酬として得ることができます。

つまりマインニング報酬が半減する時期のため、マイナーにとってはつらい時期なのです。

2012年11月 50→25BTC
2016年7月 25→12.5BTC
2020年5月 12.5→6.25BTC

上記のように報酬が減少していっているのは、もうすぐコインが生成されなくなるためです。

発行上限が2100と決まっており、2023年時点では90%近く採掘されており、専門家の予測だと2140年に完了すると言われています。

つまり市場に数が限られてくる=希少性が高くなる可能性があることが分かります。

海外取引所のバイナンスがビットコイン半減期のカウントダウンを提供しています。
https://academy.binance.com/en/halving

マインニングに関する記事はこちらです。

【小学生でもわかる】暗号資産/仮想通貨 マインニングとブロックチェーンはズバリこれです!
暗号資産を学校のように学ぶと理解が格段と上がります。本記事はFXもしたことのない初心者が暗号資産を始めるために調べたものをまとめました。難しくあきらめてたマインニングやブロックチェーンを初心者目線で詳しく記載しました。好奇心で暗号資産を知りたい方、これから始めようとする方向けにまとめています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

前途した事件以外にも海外では小規模~大規模で交換所の事故が起こっています。

イーサリアムやリップルなど、銘柄の異なるコインたちも影響があっています。

間違っていけないのはビットコインのシステムであるブロックチェーンへのハッキングではないこと。

技術は変わらず安定した運営を維持し続けています。

 

色々な事件がありますが、基本的に取引所・販売所でのハッキング・もしくは管理会社の不正やミスが要因でコインが流出していることがわかります。

ただ、国の規制、広告の規制、セキュリティの強化により詐欺や事故は減りつつあります。

まだ金融 商品の特徴が強いですが、将来的には暗号資産のイメージは大きく変わっていくでしょう。

今後、始める人にとっては期待の持てる情報です。

国内の暗号資産 関連 情報や動向は日本暗号資産取引業協会を参考にします。
https://jvcea.or.jp/

安全で将来性に希望が持てる情報は勇気を与えてくれます。

 

日本円の出金・通帳への入金含め手数料についての最新情報は、基本的に各所取引所の公式サイトを常に確認しておくことで解決します。

ネット上で検索すると様々なサービス・キャンペーンや勧誘で仮想通貨を促す記事がありますが、金融庁に認定された業者のみ広告が許諾されていますのでご注意ください。

2023 1月最新

※上記の情報につきまして、その完全性・最新性・正確性について保証するものではなく、また、特定の暗号資産(仮想通貨)の推奨を行うものではありません。

初心者の方は投資する資金は生活費とは別で行いましょう。

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